前場に注目すべき3つのポイント~押し目を探る相場展開に~
19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■押し目を探る相場展開に
■パンパシHD、26/6営業利益 7.7%増 1748億円、27/6予想 2.4%増 1790億円
■ユニ・チャーム<8113>ケニアに合弁、豊田通商と来月始動、衛生用品を安定供給
■押し目を探る相場展開に
19日の日本株市場は、米国市場の流れから売り先行の相場展開が見込まれるなかで、売り一巡後の底堅さを見極めながら、押し目を探る相場展開になりそうだ。18日の米国市場はNYダウが116ドル安、ナスダックは355ポイント安だった。トランプ米大統領がイランと協議や対話をしておらず、予定もないとの姿勢を示したことで、中東情勢を巡る不透明感が強まった。原油高や米長期金利の上昇が重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比1255円安の66285円。円相場は1ドル=159円50銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物のナイトセッションは67430円で始まり、終盤にかけて売り優勢の流れが続き、日中比1480円安の66060円で終えている。25日・75日移動平均線水準まで下げており、調整一巡が意識される一方で、この水準を下抜けてくるようだと下へのバイアスが強まる可能性はありそうだ。
米国ではフィラデルフィア半導体(SOX)指数が5%近く下げており、この流れから指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>、キオクシアHD<285A>など半導体やAI関連株の弱い値動きが意識されそうであり、日経平均株価を押し下げてくることになりそうだ。値がさハイテク株の下げが先物市場での仕掛け的な売りに向かわせ、これがインデックスに絡んだ売りとして全体に広がることになる。まずは25日・75日線が位置する66000円近辺で下げ止まりをみせてくるかを見極めたい。
中東情勢を巡る不透明感から原油価格が上昇しており、資源関連株のほか、海運運賃の上昇が見込まれるなかで海運株などには関心が向かいそうである。また、半導体やAI関連株への売りが日経平均株価を下押す一方で、相対的にTOPIX型に資金がシフトしやすいと考えられ、内需系のほか、出遅れ感のある中小型株の一角には個人主体の資金が向かいやすいだろう。
■パンパシHD、26/6営業利益 7.7%増 1748億円、27/6予想 2.4%増 1790億円
パンパシHD<7532>が発表した2026年6月期の連結業績は、売上高が前期比8.8%増の2兆4452億6000万円、営業利益は同7.7%増の1748億4200万円だった。選別消費が進むなか、強みである顧客嗜好性の高いIPコンテンツ商品やトレンド商品の販売が好調に推移。また、免税売上高については、一カ国に依存しないインバウンド戦略が奏功した。
■前場の注目材料
強気材料
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ダイヘン<6622>汎用性高い自走ロボ、中小の自動化支援
・セイコーエプソン<6724>住友化学と圧電薄膜で提携、デバイス高性能化
・ビースタイルHD<302A>ビースタイルメディア、地域「介護助手」採用支援、日本生命保険と提携
・パナソニックHD<6752>パナインダストリー、欧車載ユニットなど売却、米投資会社に来年
・ユニ・チャーム<8113>ケニアに合弁、豊田通商と来月始動、衛生用品を安定供給
・シンフォニアT<6507>シンフォニアエンジニアリング、搬送ロボ「アムア」、病院で予想超す活躍
・トラスコ中山<9830>3Dピッキング本格稼働、作業者の負担軽減
・日揮HD<1963>日揮グローバル、衛星データで排出源特定、温室ガスの事業参画
・NEC<6701>軍民両用の水中音響基盤構築、装備庁と来年度めど
・三菱電機<6503>常務執行役・竹見政義氏、半導体・デバイス4000億円に
・トリドールHD<3397>衛星データで出店地探索、WHEREなどが不動産AIツール納入
・阪和興業<8078>薄板鋼材切断、メキシコに新拠点
・三井化学<4183>米歯科材の買収完了、30年度にシナジー64億円
・J-POWER<9513>九州電力と、長崎でCO2液化プロ、設備基本設計へ
・日本新薬<4516>収益構造改革急ぐ、迫る「特許の崖」
・グンゼ<3002>岡高広氏、アパレル改革完了、海外狙う
・NXHD<9147>供給網管理基盤、輸送・在庫状況の一元把握
・オリエンタルランド<4661>トゥモローランド刷新、1000億円投資、TDL、来春に2施設
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 コア機械受注(6月) 予想7.8% 前回-12.4%
・10:10 国債買い入れオペ(残存1-3年、残存5-10年、残存25年超)(日本銀行)
<海外>
・特になし
《YY》