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富田隆弥の【CHART CLUB】 保ち合い、放れに従う

市況
2026年8月29日 10時00分

「保ち合い、放れに従う」

◆足元の日経平均株価は、概ね25日・75日移動平均線に挟まれた狭いゾーンで落ち着き、テクニカル上のポイントである「6万5000円」を維持した。一方、米国のナスダック指数も、75日・25日線が集まる2万6000ポイント付近まで調整した後、27日には窓を空けて反発している。

◆26日の東証プライム市場は、売買代金が6兆7057億円と、4カ月ぶりに7兆円を割り込む薄商いとなった。米半導体大手エヌビディア<NVDA>の決算(日本時間27日早朝)やウォーシュFRB(米連邦準備制度理事会)議長によるジャクソンホール会議での講演(同28日夜)を控えて、動くに動けなかったというのが正解かもしれない。

◆さて、来週は9月相場入りとなる。9月も米雇用統計(4日)や日本のメジャーSQ(先物・オプション取引の特別清算指数算出、11日)、FOMC(米連邦公開市場委員会、15~16日)、日銀金融政策決定会合(17~18日)などの重要イベントが続く。さらに日本では、シルバーウィーク(11年ぶり5連休:19~23日)や臨時国会召集(下旬の見通し)を控える。米国では人工知能(AI)開発のアンソロピックが9月下旬から10月上旬にIPO(新規株式公開)を実施する可能性があると報じられている。

◆何がきっかけになるにせよ、相場は「流れに従う」ことが肝要だ。日経平均株価は6月22日に付けた史上最高値(7万2831円)から10週を経過し、三角保ち合いが煮詰まりつつある。「閑散に売りなし」との格言もあり、堅調な秋相場を期待したいが、米国株には「9月に調整しやすい」というデータもある。まずは保ち合いからの放れを見極めたい。

(8月27日 記、原則毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース

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