話題株ピックアップ【夕刊】(3):三浦工、ソフトフロン、さいか屋
■三浦工業 <6005> 3,082円 -102 円 (-3.2%) 本日終値
三浦工業<6005>は続落。SMBC日興証券が8日付で投資評価を「1(アウトパフォーム)」から「2(中立)」へ、目標株価を4900円から3400円へ引き下げた。2024年に買収した同業の米クリーバーブルックスの収益力に課題と指摘。再評価には同企業のマージン改善や米国経済の力強さが重要とみている。これが売り材料視されたようだ。
■ソフトフロン <2321> 189円 +50 円 (+36.0%) ストップ高 本日終値
ソフトフロントホールディングス<2321>は3日ぶりに急反騰。8日の取引終了後、AIデータセンター事業の一環として、賃借する国内データセンター内に生成AIの推論基盤を構築し、推論APIを通じてトークン処理能力を提供する「Token Factory事業」を来年1月から開始すると発表しており、好感した買いが集まった。27年3月期の連結業績に与える影響は現在精査中。生成AIの推論基盤は自社で構築・保有し、外部事業者から調達する場合と比べ、安定的かつ低コストでサービスを提供できる体制を整える。
■さいか屋 <8254> 329円 +80 円 (+32.1%) ストップ高 本日終値
さいか屋<8254>が後場終盤に急騰。AFC-HDアムスライフサイエンス<2927>が9日午後3時過ぎ、連結子会社であるさいか屋の今後の資本政策及び株主への対応について開示した。さいか屋が東証スタンダード市場の上場維持基準に抵触し、9月1日付で監理銘柄(確認中)に指定されたことを受け、AFC-HDはさいか屋の企業価値の向上や事業基盤の強化に向けた取り組みを継続すると表明。また、さいか屋の上場廃止が決まった場合、さいか屋を完全子会社化することを目的に、AFC-HDとの間で株式交換を実施する予定だと発表した。現時点で具体的な交換比率や効力発生日などについては決定していない。上場廃止となった場合もさいか屋の株主の権利や利益を十分尊重し、不利益を被ることがないように対応するとしている。さいか屋に対しては、一連の発表を材料視した買いが入った。
■アルビス <7475> 3,000円 +500 円 (+20.0%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
アルビス<7475>がストップ高。ライフコーポレーション<8194>が8日の取引終了後、アルビスに対し、非公開化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付価格は1株3780円で、アルビスの株価はこれにサヤ寄せする動きとなった。アルビスは富山県など北陸地方で食品スーパーを展開する。ライフコーポによる買付予定数の下限は417万1200株で上限は設定しない。買付期間は9日から11月10日まで。TOBが成立した場合、アルビスは所定の手続きを経て上場廃止となる見通し。アルビスはTOBに賛同の意見を表明している。ライフコーポは店舗網の拡大や調達などでのシナジーを狙う。東京証券取引所は9月8日付でアルビスを監理銘柄(確認中)に指定した。
■イトーヨーギョー <5287> 1,011円 +150 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
イトーヨーギョー<5287>が急騰。同社が4ケタ大台を回復するのは5月中旬以来約4カ月ぶりとなる。同社はマンホールやライン導水ブロックなどコンクリート二次製品の製造を手掛け、国策として進められる下水道インフラ再構築では関連有力株の一角。ここ各地で線状降水帯が発生し、記録的な大雨に伴う被害が相次いでいるが、同社は浸水などの都市型水害対策関連としてスポットが当たっている。小型株ながら出来高流動性は意外に高く、急騰習性があることで、個人投資家を中心とした短期筋の買いを誘引しているもようだ。また、有配企業ながら時価換算でPBR0.7倍と株価指標面からも水準訂正余地がある。
■アイサンテクノロジー <4667> 3,625円 +225 円 (+6.6%) 一時ストップ高 本日終値
アイサンテクノロジー<4667>が続急騰。同社株以外でも、ヴィッツ<4440>が一時ストップ高人気、フィーチャ<4052>も値幅制限上限に買われた。このほかダイナミックマッププラットフォーム<336A>も朝方安い場面はあったものの大きく切り返し、一時8%高と値を飛ばした。いずれも自動運転関連株として急速人気化した経緯があるが、ここにきて再び投資資金の攻勢が観測されている。市場では「AI・半導体関連に一極集中していた資金が良い意味で分散傾向にあり、循環物色の輪が広がってきた。そのなか、自動運転に関しては世界的に話題性が高まり、相対的に出遅れていた日本でもこれまでの実証実験の段階から社会実装に向けた動きが、企業のニュースリリースにも目立つようになってきた。つれて株式市場でも波状的なテーマ買いの動きに発展している」(中堅証券ストラテジスト)とする。これらの銘柄は貸株調達に伴う空売りも呼び込んでいることで、株式需給面からも踏み上げ相場の色が濃くなっている。
■メディシノバ・インク <4875> 274円 +16 円 (+6.2%) 本日終値
メディシノバ・インク<4875>は大幅に5日続伸。8日の取引終了後、米国で9月に開催される2つの投資家向けカンファレンスに参加すると発表しており、株価の支援材料となったようだ。H.C. Wainwrightが主催する9月14~16日開催の「第28回アニュアル・グローバル・インベストメント・カンファレンス」、ROTH社が主催する9月29日開催の「第5回アニュアル・ヘルスケア・オポチュニティーズ・カンファレンス」に参加する。
●ストップ高銘柄
モビルス <4370> 462円 +80 円 (+20.9%) ストップ高 本日終値
フィーチャ <4052> 1,040円 +150 円 (+16.9%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
アクリート <4395> 613円 -150 円 (-19.7%) ストップ安 本日終値
誠建設工業 <8995> 2,048円 -500 円 (-19.6%) ストップ安 本日終値
以上、2銘柄
株探ニュース