オープンAI、アンソロピックやグーグルとの連携推進
生成AIの開発速度や潜在的リスクを巡り、オープンAIが競合するアンソロピックやグーグル・ディープマインドとの連携を推進していることが明らかになったと伝わっている。
AIが及ぼす経済や安全保障上の脅威に対する懸念が急速に拡大する中、巨大AI企業が足並みを揃えて安全対策の強化を図る動向として注目を集めている。
オープンAIのグローバル政策責任者であるレヘイン氏は、両社との協議を数週間前から進めていると言及。「安全性を優先するために協力する方が望ましい」と協調の重要性を強調した。さらに、3社による安全対策の連携にあたり、反トラスト法の適用除外措置は不要との認識も示している。
連携強化の背景には、最先端AIの急速な進化に伴う危機感がある。アンソロピックのアモデイCEOが週末に公表した論考で、潜在的リスクを精査・理解する時間を確保するために最先端AIの開発ペースを抑制するよう提唱。この提案には、オープンAIのアルトマンCEOやマスク氏も賛同の意を示した。
また、オープンAIは米議会で審議されている超党派のAI規制案について、壊滅的なリスクへの対処を目的とするものであれば支持する立場を明確にしている。連邦レベルでのガバナンス枠組みの構築や、AIの制御不能リスク、サイバー攻撃および生物学的脅威への対策が議論の対象となっている。
議会では、AI企業間での安全情報の共有を容易にするための限定的な反トラスト法適用除外法案も提出されているが、11月の選挙を控えた過密日程から、年内の法案成立は難航するとの見方が強い。
一方、トランプ大統領は新たなAI規制や開発ペース抑制の動きに対し強く反発。AIが人類存亡のリスクをもたらすという懸念を「でっち上げ」だと切り捨て、技術革新を優先する姿勢を鮮明にしている。
株探ニュース