ソフトバンクG、総額110億ドル超のジャンク債の条件提示を開始
ソフトバンクG<9984>は、総額110億ドル超に及ぶ大型のジャンク債発行に向けて条件提示を開始した。AI分野への巨額投資を賄うためで、投資家を呼び込むため同社として過去最高水準の利回りを提示している。
発行額はドル建てが100億ドル、ユーロ建てが10億ユーロ。ドル建てでは、3.5年債10億ドルを8.75ー8.875%、5.5年債45億ドルを9.375ー9.50%、7.5年債45億ドルを9.75ー9.875%の利回りで売り出す方向。いずれも同年限のソフトバンクGのドル建て債としては過去最高の水準となる。アジア時間の23日午後時点で、ドル建て部分への注文は300億ドルを超えた。
ユーロ建てでは、4年債の利回りを約7.5%、6年債を8.25ー8.50%で提示している。4年債は過去最高に近い水準、6年債は過去最高となる見込み。
ソフトバンクGは今年、債券市場で相次いで資金を調達している。チャットGPTを手掛けるオープンAIへの投資を含め、AI関連の投資・買収に向けたコミットメントは650億ドル近くに達しており、今回の起債もその資金需要を支える狙いがある。
AI関連企業による資金調達も世界的に急増しており、2026年のAI関連債券発行額はすでに5750億ドルを突破している。ソフトバンクGの孫社長は、AIインフラへの投資を巡る懸念を抑え、2040年にはAI関連産業が世界の生産の20%、46兆ドル相当を占めるとの見方を示していた。
株探ニュース