注目銘柄ダイジェスト(前場):データセク、小林製薬、生化学など
<9227> マイクロ波化学 842 +12
続伸。日清紡マイクロデバイスと大出力マグネトロンの設計・製造に関する戦略的提携を締結したと発表した。マイクロ波発振器の中核部品であるマグネトロンについて、両社の技術を組み合わせ、大出力化と高い変換効率、製造コストの大幅な低減を目指す。同社は鉱山関連、製鉄、石油化学など大規模プロセスへの適用を進めており、日清紡マイクロデバイスは船舶用レーダー向けマグネトロンで培った製造技術を活かし、新たな事業領域への展開を検討している。両社は大出力マグネトロンの早期商業化を目指すとしている。
<5253> カバー 1482 -133
急落。27年3月期第2四半期業績予想を上方修正し、売上高は前回予想と同じ222.70億円、経常利益は14.70億円増の34.00億円を見込む。スマートフォンゲーム「hololive Dreams」が期初想定を上回る初速となり、ライセンス・タイアップ領域が計画を上回って推移。商品投入時期などの影響でマーチャンダイジング領域の進捗は計画を下回ったものの、費用も計画を下回るコスト構造となり、利益面が大幅に上振れる見通しとなった。ただ、通期予想据え置きを嫌気した売りに押されている。
<3905> データセク 2103 +296
大幅続伸。24日の取引終了後に、18日に公表した大口受注について、契約条件となっていた初回入金が行われ、受注の効力が発生したと発表した。24日の初回入金額はデポジット1億3140万ドルのうち9855万ドルで、残額3285万ドルは30日以内に入金予定としている。これにより、受注成立に向けた停止条件が解除された。今回の発表で大口受注の確定が明確になったことから、業績への寄与期待が高まり、好材料視されている。
<4967> 小林製薬 - -
ストップ高買い気配。株式の非公開化を検討していることがわかったと報じられている。日本産業推進機構グループと欧州系投資ファンドのCVCキャピタルからTOBを通じた買収提案を受けたもよう。創業家も一部出資する方向で検討しているようだ。健康被害問題からの経営再建をファンド傘下で進める方針とされている。会社側では共同提案を受領していることは事実としており、買収プレミアムを織り込む動きに。
<4548> 生化学 629 -55
大幅反落。27年3月期業績の下方修正を発表している。営業損益は従来予想の20.5億円の黒字から一転、20.5億円の赤字となる見通し。前期6.6億円の赤字から赤字幅は拡大へ。ロイヤリティーが大幅に減少する見込みとなったことが反映されているようだ。先に発表した腰椎椎間板ヘルニア治療剤のCRL受領などが影響とみられる。年間配当金も従来計画の30円から20円に引き下げている。
<1803> 清水建 2219 -131.5
大幅続落。2031年、並びに2033年満期のユーロ円CB発行を発表。調達資金はトータルで約1000億円。グループ全体の収益力向上や施工体制強化に資するM&Aの資金として約900億円、自己株式の取得資金として約100億円を充当予定。転換価額は2031年満期CBが2845円、2033年満期CBが2704円、潜在株比率はトータルで5.32%となる。なお、自社株買い100億円は立会外取引で本日実施の予定。
<6200> インソース 679 -47
大幅反落。前日に26年9月期の業績下方修正を発表している。営業利益は従来予想の63.8億円から61.5億円、前期比2.9%増に引き下げ。講師派遣型研修事業において、大企業からの案件獲得が低調であったほか、売上規模の大きいDXサービスと階層別教育の成長が限定的であった。また、公開講座事業においては、スマートパックポイントの獲得および利用が大企業を中心に鈍化しているようだ。
<3245> DEAR・L 1029 -54
大幅続落。前日に26年9月期業績予想の下方修正を発表している。経常利益は従来予想の100億円から61.2億円、前期比21.8%減に引き下げ。複数案件の売却時期が当期末以降にずれ込む見通しとなっているようだ。未定としていた営業利益は63.3億円で同18.1%減としているが、第3四半期累計では同4.8%減であったため、減益率は拡大する見通しともなっている。
《AT》