話題株ピックアップ【夕刊】(2):日本ペHD、安川電、良品計画
■福山通運 <9075> 6,090円 +210 円 (+3.6%) 本日終値
福山通運<9075>は高い。SBI証券が2日付で投資判断「買い」、目標株価8600円で新規にカバレッジを開始した。物流セクターのなかでも特積み(特別積み合わせ貨物運送)業界は全国ネットワークや直接輸送能力、コンプライアンス対応力を持つ大手への集約が進み、運賃適正化と積載効率改善が同時に進むことで利益率回復フェーズに突入すると推察。福山運は同業界の国内最大手の1社であり、物流セクター大転換期を象徴する存在になるだろうとした。これが材料視されているようだ。
■日本ペHD <4612> 1,198.5円 +40 円 (+3.5%) 本日終値
日本ペイントホールディングス<4612>が反発している。この日寄り前に、塗料世界大手でオランダのアクゾ・ノーベル社から東南アジアの建築用塗料事業を13億5000万ドル(約2160億円)で取得する最終契約を3日に締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の買収は特にベトナム、インドネシア、マレーシア、タイを中心に東南アジアでのプレゼンスを強化するのが狙いで、アクゾ・ノーベル社の展開する「Dulux」「Maxilite」「Aquatech」の各ブランドを日本ペHDグループの既存ブランドと併せて幅広く展開することで多様な顧客層をカバーし、顧客ニーズへの対応力を強化するとしている。
■理研計器 <7734> 3,615円 +120 円 (+3.4%) 本日終値
理研計器<7734>が反発。東海東京インテリジェンス・ラボは2日、同社株のレーティングを3段階で最上位の「アウトパフォーム」で新規カバレッジを開始した。目標株価は4000円とした。同社は産業用ガス検知警報器で国内トップ。半導体工場で多く使われる「定電位電解式」や、幅広い作業現場で使用される「接触燃焼式」などのセンシング技術を継続的に開発している。特に、(1)日本の半導体工場向けの市場シェア約70%とトップシェアを維持しており、同工場向けの収益の伸びが見込まれること(2)景気に左右されにくい安定したメンテナンス事業が売り上げの約40%を占めていること(3)海外市場に適合する製品の開発・投入により海外売り上げの伸びが期待されること――の3点を指摘。27年3月期の連結営業利益は134億4000万円と会社計画(127億円)を上回ると予想している。
■安川電機 <6506> 4,931円 +125 円 (+2.6%) 本日終値
安川電機<6506>が5日続伸。同社は9日に決算発表を予定しており、その内容が市場の関心を集めている。SBI証券は2日、同社株の投資判断を3段階の最上位となる「買い」を継続した。目標株価は6250円(従来7000円)とした。7月発表の第1四半期決算は、市場予想を下回ったことが嫌気された。基幹システム移行に伴う生産の影響やロボット事業の営業利益率の低下などが響いた。その後もサーボモータの生産正常化が第3四半期へ後ずれしたことが重石となった。ただ、同証券では生産正常化後の利益回復を評価している。27年2月期の連結営業利益は525億円と会社計画の600億円を下回るとみているが、28年2月期の同利益は725億円と23年2月期の最高益(683億円)を更新すると予想している。
■良品計画 <7453> 4,312円 +98 円 (+2.3%) 本日終値
良品計画<7453>が反発している。前週末2日の取引終了後に発表した9月度の国内売上高で、既存店及びオンラインストアの売上高が前年同月比11.6%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。生活雑貨及び衣服・雑貨がともに2ケタの伸長となり、ヘルス&ビューティーやハウスウェアが引き続き好調に推移したほか、気温低下に伴う秋物需要の高まりを背景に紳士・婦人ウェアやインナーウェアも伸長した。また、前年より土日祝日が1日多かったことで2ポイントのプラス影響があった。なお、全店及びオンラインストアの売上高は同15.8%増だった。
■豊田通商 <8015> 7,387円 +123 円 (+1.7%) 本日終値
豊田通商<8015>が4日続伸している。この日、インドネシアでバイオメタンの製造・販売事業を展開するため、現地で同事業を手掛けるKISバイオフューエルズ・インドネシア社と、合弁会社を設立したと発表しており、好材料視されている。インドネシアは世界最大のパーム油生産国であり、パーム油工場廃水をはじめとする豊富なバイオマス資源を有している。また、産業部門における脱炭素化の取り組みが進むなか、天然ガスを補完するバイオマス由来のガス(バイオメタン)需要も高まっていることから、バイオメタン製造・販売事業に参入するという。新会社KIS豊田通商・バイオメタン・インドネシアは、27年の商業運転開始を目指しており、製造したバイオメタンは国営ガス公社であるペルサハーン・ガス・ネガラ社が保有するパイプライン網を通じて西ジャワ州の製造業をはじめとする需要家へ供給する。
■UBE <4208> 3,374円 +55 円 (+1.7%) 本日終値
UBE<4208>は3日ぶり反発。SMBC日興証券が2日付で投資評価「2(中立)」を維持した上で、目標株価を3200円から3400円へ引き上げた。経営施策がスピード感を伴って進展していると評価。C1ケミカルの新工場をはじめ、スペシャリティーの投資の刈り取りが重要になるだろうとみている。これが手掛かりとなっているようだ。
■アンドエスティHD <2685> 3,020円 +32 円 (+1.1%) 本日終値
アンドエスティHD<2685>が3日ぶりに反発している。前週末2日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比8.8%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。東日本を中心に記録的な大雨や天候不順の影響を受けたものの、全国的に月を通じて気温が低く、秋物衣料を中心に販売は好調だった。また、前年に比べて休日が1日多かったことで、2.1ポイントのプラス影響があったと試算されている。なお、全店売上高は同10.9%増だった。
■リンガーハット <8200> 2,282円 +12 円 (+0.5%) 本日終値
リンガーハット<8200>が反発している。午後2時30分ごろに発表した9月度の月次売上高で、前期末までにオープンした店舗から前期の新店を除いた純既存店売上高が前年同月比6.6%増となり、11カ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視されている。リンガーハット、濱かつともに増収となった。
■M&Aキャピ <6080> 4,285円 +15 円 (+0.4%) 本日終値
M&Aキャピタルパートナーズ<6080>が反発している。前週末2日の取引終了後、南日本新聞社(鹿児島県鹿児島市)と業務提携契約を締結し、鹿児島県内における「地域共創プロジェクト」を始動したと発表したことが好材料視されている。同プロジェクトは、全国の新聞社や放送局などと共同で「事業承継・事業成長の選択肢」を広めるもので、南日本新聞社との提携は第23弾となる。提携により、両社は鹿児島県経済を牽引する中小企業の経営者に対して、M&Aをはじめとする多様な事業承継・事業成長の選択肢を広める活動を加速する。
株探ニュース