株価指数先物【昼】 AI関連株軟調、一時-1σを割り込みショート優勢に
日経225先物は11時30分時点、前日比650円安の6万4130円(-1.00%)前後で推移。寄り付きは6万4580円と、シカゴ日経平均先物(6万5015円)に反して、売りが先行して始まった。売り一巡後はロングの動きが強まり、現物市場の寄り付き後ほどなくして6万5000円まで買われ、シカゴ先物にサヤ寄せする形で切り返す場面もみられた。しかし、その後はショート優勢の流れから下へのバイアスが強まり、終盤にかけて6万4020円まで下落幅を広げた。
米国市場の流れから半導体やAI(人工知能)関連株への買いが期待されていたが反応は限られ、アドバンテスト <6857> [東証P]は続伸して始まったものの、中盤にかけて軟化している。米国ではラムリサーチ<LRCX>が取引終了後に2026年7~9月期決算を発表。売上高や1株利益は市場予想を上回る内容だったが、業績見通しが市場の高い期待を十分に満たさなかったため、時間外取引で7%を超える下落となったことが投資家心理を冷ました。
また、世界のWebサイトの約7割で利用されているプログラミング言語『PHP』に重大な脆弱性が見つかり、各国のサイトが休止になっている状況のほか、韓国KOSPI指数が下落していることも、半導体やAI関連株への物色を手控えさせている。これが先物市場で投資家のリスク回避姿勢につながった可能性もありそうだ。
日経225先物は前場終盤にかけて下落幅を広げ、ボリンジャーバンドの-1σ(6万4160円)および週足の-1σ(6万4120円)を一時割り込んだことで、仕掛け的なショートを誘いやすい地合いとなった。ただし、11時30分時点では両水準を回復しており、目先はこれらを維持できるかが注目されよう。両水準を上回って推移するようだと、ショートカバーが入りやすい。一方で、再び下回るようだと、戻り売りを狙ったショートが強まろう。
NT倍率は先物中心限月で15.84倍(21日は15.98倍)に低下した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が日経平均株価を押し下げる形となり、NTショートに振れている。心理的な支持線として意識される200日移動平均線(15.83倍)水準まで下げてきたことで、いったんはNTショートのポジションを巻き戻す動きが入りやすい水準とみられる。
株探ニュース