話題株ピックアップ【昼刊】:テラドローン、KOA、メディパル
■Terra Drone <278A> 6,090円 +510 円 (+9.1%) 11:30現在
Terra Drone<278A>は3日ぶり反発。24日に開かれた日米の有識者が国際問題を話し合う会合で、ジョージ・グラス駐日米大使が「日本をインド太平洋地域のドローン生産拠点とすべきだ」と提唱したと日本経済新聞電子版が同日報じた。これを刺激材料に、きょうの株式市場ではドローン関連株の一角に物色の矛先が向かっているようだ。テラドローンのほか、豊和工業<6203>、ブルーイノベーション<5597>が高い。テラドローンによるウクライナへのドローン販売を巡り、ロシア外務省は先週、敵対的行為とみなすと表明し、厳しい対応をとると警告した。その後、小泉防衛大臣がロシアに反論する形でドローン販売に問題はないとの認識を示したことが伝わっている。
■KOA <6999> 2,044円 +155 円 (+8.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
KOA<6999>は急反発。前週末23日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を873億円から915億円(前期比26.6%増)へ、営業利益を53億6000万円から83億1000万円(同2.3倍)へ上方修正すると発表した。配当予想も63円から78円(前期32円)に増額した。これを好感した買いが集まっている。中国を中心としたAI関連機器向けの伸長で上期業績が上振れしたことから、この影響を織り込んだ。第3四半期以降も自動車向けや産業機器向け、AI関連機器向けの需要が堅調に推移する見通し。
■メディパル <7459> 3,393円 +187 円 (+5.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
メディパルホールディングス<7459>が5連騰し連日の年初来高値更新となっている。前週末23日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、最終利益を430億円から530億円(前期比24.6%増)へ上方修正したことが好感されている。政策投資株式の縮減に伴い投資有価証券売却益を計上することが要因としている。なお、売上高3兆9440億円(同3.3%増)、営業利益535億円(同0.6%増)は従来見通しを据え置いている。同時に上限を400万株(自己株式を除く発行済み株数の1.95%)、または100億円を上限として自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は11月6日から来年3月31日までで、取得した全株式は消却する。
■三井海洋開発 <6269> 8,141円 +440 円 (+5.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
三井海洋開発<6269>が400円を超える上昇で8000円大台を回復したほか、東洋エンジニアリング<6330>、アサカ理研<5724>、岡本硝子<7746>などレアアース関連が軒並み上昇している。ドイツのメルツ首相が訪日し、28日に日独首脳会談が予定されている。一部報道によると、独外交筋の発言として、今回の会談では中国の輸出規制で問題視されているレアアースなどの重要鉱物が主要テーマとなると伝えられており、これが同関連に位置付けられる銘柄群の株価を突き動かすカタリストとなっている。ここAI関連株に売り圧力が依然として根強く残るなか、三井海洋や東洋エンジなどの株価は大底圏にあることで、目先資金シフトの動きを誘発している面もあるようだ。
■INPEX <1605> 4,066円 +206 円 (+5.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が反発している。前週末23日の欧米市場で原油先物相場は上昇し、米国のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は期近物が1バレル=103.27ドルで取引を終了した。イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃が続くなか、中東情勢を巡る警戒感が一段と高まり、原油相場に上昇圧力が掛かった。週明け26日のアジア時間で原油先物相場の上昇は一服してはいるものの、前週末に水準が切り上がったことを背景に、株式市場では石油関連株を物色する動きがみられている。
■メタウォーター <9551> 3,045円 +100 円 (+3.4%) 11:30現在
メタウォーター<9551>は3日ぶり反発。SBI証券が23日付で投資判断「買い」を据え置いた上で、目標株価を2800円から4000円へ引き上げた。過去最高の受注残高と、海外事業の負の遺産処理一巡に支えられた利益成長に注目と指摘。上下水道の更新予算拡大やウォーターPPP(民間への長期一括委託)・コンセッション(運営権付与)案件の獲得、PFAS規制対応の顕在化などをカタリストとして挙げた。これが買い材料視されているようだ。
■川崎汽船 <9107> 3,410円 +84 円 (+2.5%) 11:30現在
川崎汽船<9107>が3日ぶり反発。前週末23日取引終了後、27年3月期業績予想の修正を発表しており、最終利益は従来予想の1350億円から1900億円(前期比43%増)に大幅増額修正した。鉄鉱石や石炭などを運ぶばら積み船の運賃市況が好調を極め収益を押し上げているほか、コンテナ船市況も会社側の見通しを上回る状況となっている。これが足もとの株価を強く刺激した格好となった。同社の株価は前週末にサポートラインとなっていた25日移動平均線を陰線形成で下抜けたものの、きょうは一転して切り返し、目先は同移動平均線を巡る攻防が意識されている。
■長野計器 <7715> 3,865円 +85 円 (+2.3%) 11:30現在
長野計器<7715>が大幅高で3日ぶりに反発している。前週末23日の取引終了後に、27年3月期の連結業績予想について、売上高を675億円から746億円(前期比10.2%増)へ、営業利益を68億円から100億円(同43.3%増)へ、純利益を43億円から71億円(同31.6%増)へ上方修正したことが好感されている。上期において、圧力計事業の産業機械・プロセス業界向けが好調に推移するとともに、半導体業界向け製品の需要が旺盛となり、これと連動する形で空圧機器業界向けの需要も増加。また、圧力センサ事業でも世界的に半導体関連投資が活況であることを背景に、特にファシリティ(工場付帯設備)用途の需要が大幅に増加しており、これらの需要動向が売上高・利益を押し上げるとしている。
■しまむら <8227> 3,404円 +75 円 (+2.3%) 11:30現在
しまむら<8227>は続伸している。前週末23日、月次売上速報を発表した。主力業態「しまむら」の10月度(9月21日~10月20日)既存店売上高は前年同月比4.0%増となり、3カ月連続で前年実績を上回っていることが好感されている。全国的に曇りや雨の日が続いた後、秋晴れの日が増加し、東海以西の地域で売り上げが昨年を超えた。婦人衣料でニットカーディガンやジャケットなど秋冬物のトレンド商品が堅調。服飾雑貨は「ドラゴンクエスト」のキャラクター雑貨、寝具インテリアはプライベートブランド(PB)「FIBER HEAT」のラグやスリッパ、ブランケットが好調に推移した。
■東京海上 <8766> 585円 +12.8 円 (+2.2%) 11:30現在
東京海上ホールディングス<8766>が4日続伸している。25日付の日本経済新聞朝刊で「11月から人工知能(AI)で動くロボット向けの保険を販売する」と報じられており、好材料視されている。記事によると、傘下の東京海上日動火災保険がフィジカルAIを搭載したロボットや機械向け専用の保険を売り出すとしており、災害や事故で故障した際の修理・交換費用を補償するほか、誤作動で人や物に損害を与えた時の賠償費用や、故障時の代替のロボットや人員を手配する経費も支払うという。業界に先駆けてフィジカルAI向け保険を売り出すことで、今後拡大が期待される同分野でのシェア獲得を狙うもようだ。
■宝ホールディングス <2531> 2,750.5円 +57 円 (+2.1%) 11:30現在
宝ホールディングス<2531>が反発。同社は前週末23日の取引終了後、27年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績に関し、売上高が従来予想の2050億円から2108億7000万円(前年同期比13.0%増)に、最終利益が59億円から116億8200万円(同2.1倍)に上振れして着地したようだと発表。これを評価した買いが入ったようだ。海外酒類事業や海外日本食材卸事業が想定を上回って推移し、相互関税還付金の計上なども寄与する。あわせて同社は、米国の連結子会社の会計処理に関する不明点について、事実関係を調査した結果、意図的に不適切な会計処理が実施された事実や、連結財務諸表に対する重要な影響を与える状況は確認されなかったと発表。同時に第1四半期(4~6月)の決算も公表し、売上高は1032億700万円(同10.6%増)、最終利益は36億3000万円(同12.4%減)となった。
■ファナック <6954> 5,658円 +71 円 (+1.3%) 11:30現在
ファナック<6954>が3日ぶり反発。同社は前週末23日の取引終了後、27年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。今期の売上高予想は従来の9481億円から1兆137億円(前期比18.2%増)、最終利益予想は1980億円から2283億円(同37.1%増)に見通しを引き上げた。あわせて、取得総数1000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.08%)、取得総額500億円を上限とする自社株買いの実施も発表した。一連の発表を好感した買いが集まっている。9月中間期の売上高は4737億800万円(前年同期比16.2%増)、最終利益は1125億7600万円(同41.0%増)となった。FA部門は日本や中国などでAIデータセンターや半導体関連が好調に推移。ロボット部門はAI関連を含めた自動化投資需要が米州や中国を中心に好調で、米州では自動車関連投資が上向きの兆しをみせたという。直近の業績動向を踏まえ、通期の予想を見直した。下期の想定為替レートは1ドル=150円、1ユーロ=175円とした。
■池田泉州HD <8714> 939円 +10 円 (+1.1%) 11:30現在
池田泉州ホールディングス<8714>は3日ぶりに反発している。滋賀銀行<8366>と前週末23日の取引終了後、日本経済新聞電子版が伝えた両社の経営統合について検討していることは事実と開示しており、株価の支援材料となっているようだ。滋賀銀行<8366>も底堅い動きとなっている。今回の件を巡り、日本経済新聞電子版は23日夕方に「滋賀銀行と大阪地盤の池田泉州銀行を傘下にもつ池田泉州ホールディングス(HD)が経営統合する方向で調整していることが23日、わかった」と報道。両行の3月末時点の総資産は単純合計で14兆2000億円に上り、実現すれば域内最大のグループとなる見通しだという。
■琉球銀行 <8399> 2,745円 +22 円 (+0.8%) 11:30現在
琉球銀行<8399>が3日ぶりに反発している。前週末23日の取引終了後に、集計中の9月中間期連結業績について、最終利益が従来予想の43億円から56億7200万円(前年同期比7.3%増)へ上振れ、減益予想から一転して増益となったようだと発表しており、好材料視されている。銀行単体において、貸出金利息及び有価証券利息配当金が増加したことなどが要因としている。
■GMOインターネット <4784> 431円 -60 円 (-12.2%) 11:30現在 東証プライム 下落率3位
GMOインターネット<4784>は急落し、年初来安値を更新した。24日土曜日、同社が提供するFX自動売買専用VPS(仮想専用サーバー)サービス「お名前.com デスクトップクラウド」への第三者による不正アクセスについて、サービス利用者に対して金銭的被害の有無に関わらず見舞金5000円を支払うほか、別途不正取引による損失の補償を行うと発表。連結業績に与える影響は現時点で算定できていないものの、懸念した売りが膨らんでいる。親会社のGMOインターネットグループ<9449>も大幅安となっている。GMOインタは23日の取引終了後、同日午後4時10分時点で影響を受けた可能性があるサーバー数は2万6739件に上ると開示していた。
●ストップ高銘柄
ソーシャルワイヤー <3929> 383円 +80 円 (+26.4%) ストップ高 11:30現在
豊和工業 <6203> 2,279円 +400 円 (+21.3%) ストップ高 11:30現在
ジィ・シィ企画 <4073> 880円 +150 円 (+20.6%) ストップ高 11:30現在
サークレイス <5029> 1,400円 +300 円 (+27.3%) ストップ高買い気配 11:30現在
以上、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース