レディット、決算受け大幅安 アカウント未登録者の閲覧可能範囲を制限と発表=米国株個別
(NY時間10:31)(日本時間23:31)
レディット<RDDT> 96.33(-33.28 -25.68%)
オンライン掲示板のレディット<RDDT>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。広告収入が好調だった。ただ、第4四半期は予想を下回る見通しを示している。
同社はまた、アカウント未登録者が閲覧できる範囲を制限すると発表。利用者にアカウント登録を促し、エンゲージメントを高める狙い。ただ、米国のアクティブユーザー数が既に減少する中、閲覧制限がアクセス数をさらに圧迫するとの懸念が投資家の間で広がった。
ハフマンCEOは「アカウント未登録者の閲覧範囲制限について、第4四半期を通じて米国外の市場で様々な手法を試す予定で、アカウント未登録でも閲覧可能とする範囲はまだ決めていない」と述べた。
同社は20年に渡り、アカウント未登録でも掲示板を閲覧できるようにしてきたため、今回の戦略は大きな転換となる。経営陣は利用者数がある程度減っても、よりエンゲージメントの高い利用者に重点を置く方針。こうした利用者からの情報は広告主にとっても価値が高いと見ている。
アナリストは「同社がログイン利用を重視するサービスへと移行することは、現在10%台前半で推移している1日アクティブユーザー(DAU)の伸び率にとって逆風となる可能性がある。検索エンジンや大規模言語モデル(LLM)経由の流入が減少すれば、ユーザー数の成長が鈍化する恐れがあると見ている」と述べた。
また「AIエージェントの普及によってユーザーがコンテンツを発見する方法が変化し、広告のターゲティングに利用できるユーザーの行動データが制限される可能性があることから、ユーザー1人当たり平均売上高(ARPU)の伸びも鈍化する恐れがある」と指摘した。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.08ドル(予想:1.81ドル)
・売上高:8.95億ドル 53%増(予想:8.70億ドル)
広告:8.47億ドル(予想:8.32億ドル)
・EBITDA(調整後):4.02億ドル(予想:3.99億ドル)
・1日当たりアクティブユーザー数(DAU):1億3030万人 12%増(予想:1億3353万人)
米国:5070万人 1.7%減(予想:5350万人)
海外:7960万人 24%増(予想:7991万人)
・ユーザー1人当たり平均収入(ARPU):6.87ドル 36%増(予想:6.57ドル)
米国:13.82ドル 53%増(予想:12.88ドル)
海外:2.43ドル 32%増(予想:2.30ドル)
・FCF:3.63億ドル
(10-12月期・第4四半期見通し)
・売上高:10.0~10.3億ドル(予想:10.5億ドル)
・EBITDA(調整後):4.80~5.10億ドル(予想:5.01億ドル)
【企業概要】
世界の誰もが参加し、経験の共有、リンクの投稿、画像や動画のアップロード、コメントスレッドでの返信などが可能なデジタルコミュニティを運営する。共通の興味・情熱・信頼に基づいて構築されたコミュニティでは、ユーザーに独自の帰属意識、プライバシー、信ぴょう性をもたらす。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース