CVSヘルス、好決算も大幅安 小売薬局事業の分割を正式に公表=米国株個別
(NY時間10:37)(日本時間00:37)
CVSヘルス<CVS> 81.09(-10.32 -11.29%)
CVSヘルス<CVS>が大幅安。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、営業収益とも予想を上回った。医療保険部門が好調だった。通期のガイダンスも予想を上回る見通しを示している。
好決算も株価は冴えない反応を見せている。同社は、前日伝わっていた薬局事業の分割を正式に公表した。2028年上期に小売薬局事業を分離し、「CVSファーマシー」という新会社として独立させる計画を発表。今回の分離により、小売薬局事業は医療保険部門のエトナおよび薬剤給付管理(PBM)部門のケアマークから切り離される。分離後の両社はいずれも上場企業となる。今回の事業分割は、大手ヘルスケア企業の間で長年続いてきた事業統合の流れからの転換を意味する。
本日は、材料出尽くし感が出ているとの指摘が出ているほか、分割に伴う費用や今後の事業構造の変化による将来の収益性への懸念も高まっている模様。
また、薬剤給付管理(PBM)事業の顧客減少や契約条件の変更が来年の収益を圧迫する可能性が警戒されているほか、エトナの収益性は改善しているものの、医療費上昇への不透明感が残るとの指摘も出ている。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.09ドル(予想:1.66ドル)
・営業収益:1084.0億ドル(予想:1046.2億ドル)
医療保険給付:368.6億ドル(予想:360.5億ドル)
ヘルスサービス:539.6億ドル(予想:515.6億ドル)
薬局ネットワーク:282.6億ドル(予想:268.5億ドル)
郵送・専門薬局:231.5億ドル(予想:213.6億ドル)
薬局・消費者向けウェルネス:355.0億ドル(予想:354.4億ドル)
その他部門:2.05億ドル(予想:1.28億ドル)
・既存店売上高:0.6%減(予想:3.1%増)
・薬局処方箋処理件数:4億8170万件(予想:4億7815万件)
・営業利益(調整後):41.9億ドル(予想:36.2億ドル)
・医療給付費率(MBR):91.3%
(通期見通し)
・1株利益(調整後):8.20ドル以上(従来:7.90~8.10ドル)(予想:8.05ドル)
・売上高:4200億ドル以上(従来:4140億ドル以上)(予想:4177.6億ドル)
医療保険給付:1460億ドル以上(従来:1440億ドル以上)(予想:1454.5億ドル)
ヘルスサービス:2066億ドル以上(従来:2036億ドル以上)(予想:2047.4億ドル)
薬局・消費者向けウェルネス:1380億ドル以上(従来:1375億ドル以上)(予想:1383.8億ドル)
・営業利益(調整後):170.5億ドル以上(従来:165.8~169.2億ドル)(予想:168.2億ドル)
・営業キャッシュフロー:155億ドル以上(従来:115億ドル以上)(予想:122.2億ドル)
・医療給付費率(MBR):従来の89.50~90.00%のレンジ下半分
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース