今週の「妙味株」一本釣り! ─ Jフロント
●Jフロント <3086> 【目標株価】3600円(6日終値2833.0円)
「アクティビスト買い増しに思惑高まる」
J.フロント リテイリング <3086> [東証P]は「大丸」「松坂屋」を擁する大手百貨店グループ。傘下で商業施設「パルコ」も運営する。関西と名古屋を地盤に全国展開している。株価は200日移動平均線を足場に再浮上の機をうかがう局面にあり、今後の値動きから目が離せない。
直近決算の上期(3-8月)業績は売上高が2138億2100万円(前年同期比2.8%減)、営業利益が268億1300万円(同10.5%減)と苦戦した。前年の大阪・関西万博関連の反動や、大丸梅田店の大型改装に伴う売り場閉鎖の影響があった。事業整理損を計上したことも響いた。一方で昨年改装した渋谷PARCO、今夏開業した新たな商業施設「HAERA(ハエラ)」が好調に推移し全体を下支えした。通期では増収・営業減益を計画し、6期連続の増配を見込む。
アクティビスト(物言う株主)として知られるシンガポールの投資ファンド、3Dインベストメント・パートナーズが大株主に浮上したことが6月に判明。これを受け、同社株は上げ足を速め一気に年初来高値(3617円)を更新した。その後は短期急騰の反動で売りに押されたが、2500~2600円近辺で右肩上がりの200日線にサポートされ、じわり上昇傾向に。ここまでの期間にも同ファンドは淡々と買い増しを続けており、足もとの保有割合は当初の5.10%から12.73%にまで高まっている。なお、直近の信用倍率は0.7倍台と売り長だ。