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【材料】ハウスコム---19年3月期増収増益、連結決算の開始も発表

ハウスコム <日足> 「株探」多機能チャートより

ハウスコム<3275>は4月26日、2019年3月期決算を発表した。営業収益が前期比7.2%増の116.00億円、営業利益が同6.2%増の11.43億円、経常利益が同1.6%増の13.49億円、当期純利益が同4.1%増の8.91億円となった。

当事業年度においては、14店舗の新規出店を行い、期末店舗数は直営店178店舗、フランチャイズ1店舗の合計179店舗となった。新規事業分野は、リフォーム事業の営業所が18年6月に太田市(群馬県)に新設したことで7営業所体制となり、サービス提供エリアが一層の広がりをみせた。

当事業年度の業績は、これまでの店舗網の拡充や周辺商品の品揃えを増やした効果の蓄積等及びリフォーム事業の伸長により、営業収益全体では前期比7.2%増となった。不動産賃貸仲介業は上半期の大型台風・豪雨の影響等があったが前期比2.6%増、リフォーム事業と周辺商品関連収入が牽引した仲介関連サービス事業は前期比15.4%増、その他の事業は前期比0.9%増となった。費用面では、リフォーム事業の拡大に伴い原価が増えた一方で、費用における主要項目である人件費については増加が抑制された。また、営業外収益については、再保険事業を含むD.T.C. REINSURANCE LIMITEDの優先株式を保有して毎期配当収入を得ているが、豪雨災害等による同社支払が増加した影響があり、配当金受取額が前期及び計画と比べ減少した。

2020年3月期通期の業績予想については、営業収益が前期比5.5%増の122.36億円、営業利益が同1.6%増の11.61億円、経常利益が同3.3%増の13.94億円、当期純利益が同2.9%増の9.17億円を見込んでいる。また同日、ジューシィ出版の連結子会社化により、2020年3月期より連結決算への移行及び連結業績予想を発表した。連結営業収益は130.34億円、連結営業利益は11.71億円、連結経常利益は14.04億円、親会社に帰属する当期純利益は9.24億円としている。

《SF》

 提供:フィスコ

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