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【材料】イーベイは冴えない決算も成長ドライバーは堅調との指摘も=米国株個別

 電子商取引サイトを運営するイーベイが前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高はやや予想を上回ったものの、通期の売上高見通しは予想を下回ったほか、1株利益は予想範囲内で全体的に冴えない見通しとなった。多くの人々がワクチン接種を受け、旅行や外食など、パンデミック前の習慣に戻ることを想定し、オンラインマーケットプレイスの成長は鈍化する可能性を示唆した格好となった。

 今回の決算を受けてアナリストからの目標株価の引き下げが相次いだ。経済が再開するにつれ、同社は短期的に影響を受ける可能性があるとの指摘は多い。一方、オンラインマーケットプレイスの長期的な魅力と成長ドライバーは引き続き堅調で、同業他社と比較すれば底堅い決算だったとの評価も聞かれる。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.99ドル(予想:0.94ドル)
・売上高:26.7億ドル(予想:26.3億ドル)
・総取引額(GMV):221.1億ドル(予想:218.4億ドル)

(7-9月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.86~0.90ドル(予想:0.88ドル)
・売上高:24.2~24.7億ドル(予想:24.9億ドル)

(NY時間09:41)
イーベイ<EBAY> 68.10(+0.08 +0.12%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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