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【材料】<動意株・1日>(前引け)=富士ソSB、ディアライフ、PS三菱

富士ソSB <日足> 「株探」多機能チャートより
 富士ソフトサービスビューロ<6188>=あげ足早め続伸。時価は今年春先から上値抵抗ラインとなっていた13週移動平均線をブレークし、底値圏離脱の動きを強めている。一括して業務プロセスを受託するBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業を手掛けるが、今後はワクチンパスポートなどに絡むマイナンバー関連業務で更なる商機を捉える可能性がある。また、ITヘルプデスクなどコールセンター事業で企業の人材ニーズを取り込んでいる。決算期変更を行い21年12月期からは12カ月決算に復帰するが、業績は好調に推移し営業利益段階で6億円を見込んでおり、過去最高利益を記録した19年3月期の6億4100万円に迫る状況にある。

 ディア・ライフ<3245>=大幅続伸し年初来高値更新。同社は9月30日取引終了後に、21年9月期通期の連結業績目標を修正。経常利益目標を従来の30億円から40億5000万円(前期実績は27億1700万円)に上方修正した。アセットデザイン&リセール(ADR)を中心とした積極的な販売戦略が奏功し、主力のリアルエステート事業で物件の売却が想定を超えて好調に推移していることが主な要因だとしている。また、あわせて期末一括配当を従来計画比10円増額の30円(前期は19円)とする方針も明らかにしている。

 ピーエス三菱<1871>=3日ぶり大幅反発。9月下旬以降調整色を強めていたが、足もと75日移動平均線をターニングポイントに切り返しに転じている。足もとで土木工事の工事採算が会社側想定を上回っており、利益を押し上げている。30日取引終了後、同社は22年3月期中間期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の16億円から35億5000万円(前年同期比23%増)に大幅増額、減益予想から一転して大幅増益見通しとなっており、これを評価する買いを呼び込んでいる。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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