塩野義が反発、英出資会社の訴訟に関する和解金計上などで22年3月期業績は計画上振れ
塩野義製薬<4507>が反発している。25日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が2940億円から3350億円(前の期比12.7%増)へ、営業利益が900億円から1100億円(同6.3%減)へ、純利益が1000億円から1140億円(同1.9%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。
出資する英ヴィーブヘルスケア社が米ギリアド・サイエンシズ<GILD>に対して行っていた抗HIV薬訴訟の和解に関して、一部和解金や特許ライセンス契約に伴う一時金などを計上した。また、今後の米国における抗HIV薬の売上高に対するロイヤルティーについて、将来受領予定のロイヤルティー相当分についても22年3月期売上収益として認識することも要因としている。
また、55円を予定していた期末配当を60円に引き上げるとあわせて発表した。年間配当は115円(前の期108円)となる。
株探ニュース