話題株ピックアップ【夕刊】(3):東電HD、神戸物産、伊藤忠
■東電HD <9501> 610円 -30.5 円 (-4.8%) 本日終値
東京電力ホールディングス<9501>が大幅続落。同社は柏崎刈羽原発6号機に関し、12日午後4時頃に警報が発生し13日午後6時25分に発電機を送電系統から切り離したと前週末13日に発表した。微小な漏電を示す警報があったという。調査結果については判明次第、公表するとしている。18日に予定していた営業運転の開始については、延期の公算となり、原発の早期営業運転再開による収益押し上げ効果に対する期待が後退。同社株への売り圧力が強まった。
■神戸物産 <3038> 3,598円 -165 円 (-4.4%) 本日終値
神戸物産<3038>は安い。前週末13日取引終了後、第1四半期(25年11月~26年1月)連結決算を発表。売上高は1415億9800万円(前年同期比6.9%増)、最終利益は59億1000万円(同44.2%減)だった。主力の業務スーパー事業で新規出店と既存店への商品出荷が好調に推移した。販管費の増加があった一方で価格転嫁や調達先の最適化が奏功し、営業利益段階ではプラスとなったものの、1月末に円高に振れたことで為替予約の評価損を計上し最終利益はマイナスで着地した。
■伊藤忠商事 <8001> 2,032円 -39 円 (-1.9%) 本日終値
伊藤忠商事<8001>は反落。SMBC日興証券は13日、同社株の投資評価を3段階で最上位の「1」から真ん中の「2」へ引き下げた。目標株価は2190円(従来2120円)とした。主な要因として(1)株価上昇に伴い目標株価と現値との乖離率が縮小した(2)27年3月期純利益の伸び率が他社と比べ見劣りする(3)27年3月期に株主還元の拡充を想定するが、他社も同様の動きが想定され優位になりづらい(4)イラン情勢緊迫化に伴い資源エクスポージャーが高い他社の方がそのメリットを享受しやすい――ことを挙げている。なお、超長期で有望な代表銘柄である点は再度強調している。
■UNIVA <3113> 88円 +17 円 (+23.9%) 一時ストップ高 本日終値
UNIVA・Oakホールディングス<3113>が一時ストップ高。同社は前週末13日の取引終了後、UNIVAマーケティング(ケイマン諸島)の株式を取得し子会社化するとともに、UNIVAマーケティングの親会社であるUNIVAグループ・インベストメンツ(同)を割当先として第三者割当増資を実施すると発表。UNIVAマーケティングの25年12月期業績は売上高が14億2632万円、最終利益が10億9955万円だった。UNIVAは赤字が継続していたこともあって、子会社化による業績へのプラス効果を期待した買いが入ったようだ。株式の譲渡実行日は4月1日で、UNIVAの議決権保有比率は51%になる予定。第三者割当増資は金銭債権の現物出資となる。
■インフォメティス <281A> 417円 +80 円 (+23.7%) ストップ高 本日終値
インフォメティス<281A>がストップ高。16日、英ロンドンの自治体で実施された高齢者向け見守り実証において、同社のAI電力データ解析技術が生活行動の変化検知に有効であるとの評価を受けたと発表。これを好感した買いが入ったようだ。レッドブリッジ・ロンドン自治区において12カ月間実証が行われ、結果が公表された。インフォメテと同社の英子会社は今回の評価を踏まえ、欧州において生活見守りケアに関するソリューションの展開を進めていく。
■山王 <3441> 1,627円 +300 円 (+22.6%) ストップ高 本日終値
山王<3441>がストップ高。電子機器に使われるデバイスの貴金属表面処理加工(金メッキ加工)や精密プレス加工などを手掛け、売上高の約30%がフィリピン向けであることも特徴の一つ。独自のメッキ加工技術をベースにして水素分野にも積極展開を図っている。業績も好調を極めている。前週末13日取引終了後に26年7月期業績の大幅上方修正を発表した。売上高は従来予想の109億円から130億円(前期比20%増)、営業利益は5億円から14億円(同76%増)にそれぞれ増額した。自動車や産業機器向け需要獲得が会社側の想定以上だったことに加え、メッキの新ライン稼働効果の発現及びコスト上昇分の販売価格への反映などが利益面を後押しした。営業利益は21期ぶりの過去最高更新となる見通し。更に同日、発行済み株式数3.5%相当の15万株、金額ベースで2億円を上限とする自社株買いを発表(買い付け期間はきょうから10月30日まで)、これも物色人気を加速させる材料となった。
■三光産業 <7922> 872円 +150 円 (+20.8%) ストップ高 本日終値
三光産業<7922>はストップ高。同社に関しては今年2月3日、MOB(経営陣が参加する買収)の一環として、石井正和社長が代表を務めるバロン(東京都渋谷区)が三光産業に対し、非公開化を目的として買付価格1株726円でTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表している。前週末の3月13日取引終了後、三光産業は米スティール・パートナーズから法的拘束力のない意向表明書を受け取ったと発表。MBOへの対抗提案で、非公開化を目的とする。スティール・パートナーズの対抗提案における買付価格は1株900円であることが明らかとなっており、三光産業の株価はこれにサヤ寄せする動きをみせている。意向表明書の受領は4日付。三光産業はバロンのTOBに対し賛同する旨の意見は維持する一方、株主に対し応募を推奨するとの意見を撤回。応募をするか否かについては株主の判断に委ねる形に変更した。
■シンバイオ製薬 <4582> 127円 +20 円 (+18.7%) 本日終値
シンバイオ製薬<4582>は4日ぶりに急反騰。きょう午前10時45分ごろ、IV BCV(注射剤ブリンシドホビル)の悪性リンパ腫に関する日本での用途特許を取得したと発表しており、材料視した買いが集まった。今回の特許登録により、IV BCVの血液がん領域における用途で日本国内での排他的権利を確保した。なお、今期連結業績への影響はないという。
■シルバーライフ <9262> 893円 +116 円 (+14.9%) 本日終値
シルバーライフ<9262>は3日ぶりに急反騰。前週末13日の取引終了後、26年7月期第2四半期累計(25年8月~26年1月)の単独決算を発表した。売上高が80億7100万円(前年同期比11.4%増)、営業利益が5億8300万円(同31.5%増)で着地した。大幅増益で各利益は計画を上振れして着地しており、材料視した買いが集まった。高齢者施設向けなどの冷凍食材の需要が増加するなか、価格改定も進めた。
■フジマック <5965> 1,234円 +135 円 (+12.3%) 本日終値
フジマック<5965>が急反発。前週末13日の取引終了後に、26年12月期連結業績について、最終利益を22億5000万円から42億円(前期比79.3%増)に上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各20円の年40円から中間・期末各30円の年60円(特別配当20円含む)へ引き上げたことが好感された。同社及び子会社が東京都港区に保有する土地(賃貸用不動産)を譲渡するのに伴い、固定資産売却益31億6700万円を特別利益として計上する。なお、売上高475億円(前期比0.1%増)、営業利益31億円(同1.9%増)は従来見通しを据え置いている。
●ストップ高銘柄
ジャパンディスプレイ <6740> 121円 +30 円 (+33.0%) ストップ高 本日終値
VALUENEX <4422> 488円 +80 円 (+19.6%) ストップ高 本日終値
イメージ情報開発 <3803> 648円 +100 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
マイポックス <5381> 1,109円 +150 円 (+15.6%) ストップ高 本日終値
サムコ <6387> 7,880円 +1,000 円 (+14.5%) ストップ高 本日終値
など、11銘柄
●ストップ安銘柄
Schoo <264A> 596円 -150 円 (-20.1%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース