日経レバが大幅反落で1万9000円割れ、米ハイテク株安受け下値を大きく試す展開に
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が5日ぶり大幅反落、フシ目の1万9000円台を割り込んだ。日経平均株価に連動する仕組みで組成されたETFで、価格変動率が日経平均の2倍に設定されており、通常はヘッジ目的で物色されることも多いが、全体相場が荒れた値動きになると値幅取りを狙った短期資金の売り買いが活発化する傾向がある。個人投資家が日経平均先物を売買する感覚で参戦するケースが多いようだ。きょうは、前日の米国株市場でハイテク株中心にNYダウやナスダック総合株価指数が大幅に値を下げたことで、東京市場でもリスク回避ムードの強い地合いとなった。日経レバも日経平均と歩調をあわせて下値を模索する展開を余儀なくされている。直近データ(18日時点)では信用買い残が大幅に増加する一方、売り残は減少しており、個人投資家のマインドは強気優勢に傾いていたことを物語っている。実際、今週は日経平均が前日までの4営業日続伸していたが、きょうはにわかにリスクオフの地合いとなり目先思惑が外れた格好となっている。
株探ニュース