寿スピリッツが反発、人流回復想定以上で23年3月期業績予想を上方修正
寿スピリッツ<2222>が反発している。2日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を429億2000万円から464億円(前期比44.1%増)へ、営業利益を61億4000万円から79億5000万円(同5.7倍)へ、純利益を41億7500万円から54億1300万円(同2.8倍)へ上方修正したことが好感されている。
昨年10月に始まった全国旅行支援や水際対策の緩和、更に3年ぶりに行動制限のない年末年始・帰省シーズンを迎え、人流が想定以上に回復に向かったことから事業環境が好転。そうしたなか、主力商品対策など販売施策の推進が奏功し第3四半期累計(22年4~12月)業績が売上高・利益ともに計画を上回ったことが要因としている。
なお、同時に発表した第3四半期累計決算は、売上高353億7000万円(前年同期比54.3%増)、営業利益68億5600万円(同8.0倍)、純利益47億1100万円(同3.2倍)だった。新ブランドによる出店を積極的に展開してきた東京駅エリアで売り上げが拡大。シュクレイを筆頭に各セグメントで軒並み増収増益となった。
株探ニュース