日ハムが後場急上昇、21年3月期事業利益予想を上方修正
日本ハム<2282>が後場急上昇している。午後1時30分ごろ、21年3月期の連結業績予想について、事業利益を340億円から370億円(前期比15.5%減)へ、最終利益を200億円から220億円(同14.5%増)へ上方修正したことが好感されている。
新型コロナウイルス感染症の影響により、外食向けなど業務用商品は厳しい状況にあるものの、内食需要の高まりにより量販店向けの販売が伸長していることから、売上高は1兆2000億円(同2.4%減)の従来見通しを据え置いた。ただ加工事業で、内食需要の拡大により主力ブランド商品の販売が好調に推移し利益率が改善したことに加えて、食肉事業でも、国産鶏肉・国産豚肉の相場上昇により生産部門が堅調に推移したことが利益を押し上げるとしている。
なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高2793億500万円(前年同期比8.4%減)、事業利益92億3000万円(同16.7%減)、最終利益93億8400万円(同8.5%増)だった。
株探ニュース