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エスプール Research Memo(4):2020年11月期業績は主力2事業の好調により過去最高業績を連続更新

特集
2021年2月10日 15時14分

■業績動向

1. 2020年11月期の業績概要

エスプール<2471>の2020年11月期の連結業績は、売上高で前期比19.9%増の21,009百万円、営業利益で同38.9%増の2,228百万円、経常利益で同37.1%増の2,229百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同46.0%増の1,580百万円と2ケタ増収増益を達成、会社計画に対してもすべての項目で上回り過去最高を連続更新した。売上高は8期連続増収、各利益は5期連続の増益となった。コロナ禍の影響が一部事業で出たものの、人材ソリューション事業や障がい者雇用支援サービス事業など主力事業が好調に推移したことが業績のけん引役となった。

主要事業の売上状況を見ると、人材ソリューション事業で前期比21.8%増の15,250百万円となり、増収分の約7割を稼ぎ出した。また、ビジネスソリューション事業についても障がい者雇用支援サービスが同20.6%増、ロジスティクスアウトソーシングサービスが同7.0%増、採用支援サービスが同29.1%増といずれも増収となったほか、2020年6月に子会社化したブルードットグリーンで1.2億円の売上を計上し、コロナ禍によるマイナス影響176百万円(セールスサポートサービス、プロフェッショナル人材サービス等の減収)をカバーした。

売上総利益率は増収効果や売上構成比の変化等により前期比0.6ポイント上昇の30.4%となった。販管費は人件費を中心に前期比14.9%増加したが、増収効果や派遣スタッフの募集費等を抑制できたことにより、販管費率では前期比0.9ポイント改善した。この結果、営業利益率は同1.4ポイント上昇の10.6%と過去最高水準を更新し、同社が中期経営計画で目標としてきた営業利益率10%の水準を達成した。

営業利益の主な増益要因を見ると、人材アウトソーシングサービスで574百万円、障がい者雇用支援サービスで109百万円、ロジスティクスアウトソーシングサービスで19百万円、採用支援サービスで17百万円の増益となり、本社共通費用の増加やその他事業の減益をカバーして増益を達成した。なお、親会社株主に帰属する当期純利益の増益率が大きくなっているのは、従業員の給与等の引上げ及び設備投資拡大による法人税額の特別控除適用により、実効税率が前期の35.6%から28.3%に低下したことが要因となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《ST》

提供:フィスコ

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