アダストリアはカイ気配のまま水準切り上げる、22年2月期最終損益予想の増額と配当上乗せも評価
アダストリア<2685>に大量の買いが入りカイ気配のまま水準を広げている。前週に急速に戻り足に転じていたが、きょうは一段と上げ足を加速し、5日移動平均線との上方カイ離を広げている。カジュアル衣料の大手で、足もとの業績はコロナ禍から立ち直り回復色が強い。前週末18日取引終了後に22年2月期業績予想の修正を発表、最終損益は従来予想の38億円から49億円(前の期は6億9300万円の赤字)に増額した。また、会社側想定を上回る業績推移を背景に株主還元も強化し、年間配当は従来計画に5円上乗せし55円(前の期は40円)とすることも発表しており、これを評価する買いを呼び込んだ。更に同日、子供服ECブランド「pairmanon」を展開するオープンアンドナチュラルの株式を取得し連結子会社(孫会社)化することも併せて発表、これも株価を刺激する材料となっている。
株探ニュース