木徳神糧、今期経常を一転71%増益に上方修正、配当も10円増額
2700木徳神糧【連結】
業績修正PDF
木徳神糧 <2700> [東証S] が4月22日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年12月期の連結経常利益を従来予想の5.4億円→10.5億円(前期は6.1億円)に94.4%上方修正し、一転して71.0%増益見通しとなった。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→60円(前期は50円)に増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社グループの主力である米穀事業において、新型コロナウイルス感染症の影響により国内の需要が業務用を中心に低...
会社側からの【修正の理由】
当社グループの主力である米穀事業において、新型コロナウイルス感染症の影響により国内の需要が業務用を中心に低迷しているなか、令和3年産米が令和2年産米に続く豊作となり、供給過剰の状況が続いています。国内の米穀取引価格が下落傾向で推移している一方、円安の影響を受けてミニマム・アクセス米と輸入乾牧草の販売単価が上昇したこと等から、売上高については103,000百万円を見込んでおります。利益面については、米穀在庫の適正化に注力し需給環境に対応した仕入が可能となったこと、仕入ルートの複線化を推進し原料調達や提案営業において優位性を実現したこと、物流等流通コストが上昇している中で販売及び管理費用の削減を徹底したこと等により、営業利益は1,000百万円、経常利益は1,050百万円と、前回発表予想を大幅に上回る見込みです。また、保有する投資有価証券の一部売却を行ったことによる特別利益の計上があったことで、親会社株主に帰属する当期純利益についても前回発表予想を大きく上回る900百万円となる見込みです。ロシア・ウクライナ情勢、世界的なエネルギー価格の上昇、円安の進行による小麦やトウモロコシ価格の上昇が小麦製品や飼料価格に波及し、当社の取扱商品である米や米粉をはじめ、糟糠類等の副産物や飼料用米等、様々な米の用途が関心を集めているほか、食料安全保障の面からも自給率の高い米穀が注目されています。その一方で、今後国内において供給過剰による米穀卸業者間の競争激化が予想されることや、令和4年産米の作況が需給環境に影響を与えること等、当社の2022年12月期連結業績には現時点において不確定要素が多く含まれております。今後の情勢変化に伴い、当社グループの業績に大きな影響が見込まれる場合は速やかにお知らせいたします。
当社は、2022年1月に創業140周年を迎えました。株主の皆様の日頃のご支援に対し感謝の意を表すため、2022年12月期の期末配当金については、1株当たり25円の期末配当に、1株当たり10円の創業140周年記念配当を加え、合計35円とさせていただく予定です。なお、本件につきましては、2023年3月に開催予定の第75回定時株主総会に付議する予定であります。
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2022.12 | 97,500 | 480 | 540 | 350 | 43.2 | 10 | 2022-02-17 |
連結 |
| 新 2022.12 | 103,000 | 1,000 | 1,050 | 900 | 111.1 | 12 | 2022-04-22 |
連結 |
| 修正率 | +5.6 | 2.1倍 | +94.4 | 2.6倍 | 2.6倍 | % |
今期の業績予想
上期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 21.01-06 | 54,442 | 370 | 428 | 361 | 44.6 | 5 | 2021-08-10 |
連結 |
| 予 22.01-06 | ー | ー | ー | ー | - | 5 | 2022-02-17 |
連結 |
| 前年同期比 | - | - | - | - | - | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020.12 | 107,596 | -42 | 81 | 62 | 7.7 | 10 | 2021-02-17 |
連結 |
| 2021.12 | 107,812 | 526 | 614 | 505 | 62.3 | 10 | 2022-02-17 |
連結 |
| 予 2022.12 | 103,000 | 1,000 | 1,050 | 900 | 111.1 | 12 | 2022-04-22 |
連結 |
| 前期比 | -4.5 | +90.1 | +71.0 | +78.2 | +78.2 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。