決算new! 2024/04/25 発表  今期最終は60億円、5円増配へ
2715東証P貸借
業種 卸売業

エレマテック 株価材料ニュース

1,930
+33
+1.74%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

エレマテック Research Memo(1):成長市場の追求と付加価値創造、2つの軸による中長期的な収益拡大を目指す

特集
2020年6月29日 15時01分

■要約

エレマテック<2715>は電子材料を得意とするエレクトロニクス商社。2009年に高千穂電気株式会社と大西電気株式会社が合併して誕生した。その後2012年に豊田通商<8015>グループ入りした。

1. 2020年3月期はモバイル向け低迷で売上高は前期比4.2%減収、営業利益は同24.8%営業減益

同社の2020年3月期は、売上高175,654百万円(前期比4.2%減)、営業利益4,765百万円(同24.8%減)、経常利益4,499百万円(同27.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3,263百万円(同3.0%減)となった。自動車向けやアフターマーケット向けのドライブレコーダーなど順調に拡大した分野・商材もあったが、モバイル向けや黒物家電向けが低調に推移し全体では減収となった。商品構成の変化で粗利率も若干低下、人件費を中心に経費が増加し営業減益となった。この決算においては新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の影響は軽微であった。

2. 2021年3月期は見通し不透明で通期の予想発表を見送り

2021年3月期通期については、コロナの影響で先行きが不透明なことから予想発表を見送ったが、第1四半期については売上高41,000百万円(前年同期比3.7%減)、営業利益900百万円(同22.8%減)を予想している。年間配当についても、現時点では未定としている。

3. 中期経営計画「エレマテックNEXT」を発表、3つの戦略を強化

前回の中期経営計画「エレマテック・クロス」は2020年3月期で終了したが、その結果及び課題を踏まえて、2023年3月期を最終年度とする新たな中期経営計画「エレマテックNEXT」を発表した。主要戦略として「高付加価値型ビジネスの拡大」、「国内外有力顧客の開拓」、「自動車領域への注力」を掲げている。定量的な目標値は発表されていないが、この計画を推進・実行していくことで、単なる量的拡大だけでなく、質的な改善を目指していく方針だ。

■Key Points

・成長市場の追求と、付加価値創造の2つの軸で収益成長を目指す

・2020年3月期は営業減益、2021年3月期の予想は未定

・新中期経営計画「エレマテックNEXT」を発表、主に3分野に注力し、量的拡大+質的改善を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《ST》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる