ユーグレナが地合い悪のなか頑強、バイオ燃料で空運業界の脱炭素ニーズ捉える
ユーグレナ<2931>が頑強、全般相場が下値模索の展開となるなか、寄り付きは上昇して始まり、その後も売り物をこなし前週末終値近辺で推移している。6月2日に810円まで水準を切り下げたが、そこをターニングポイントに戻り足が鮮明だ。同社は 微細藻類ミドリムシ(ユーグレナ)を栽培し、これを使った食品や化粧品のほか、バイオジェット燃料事業に積極注力していることがマーケットで注目されている。日本航空<9201>をはじめ空運業界も世界的な脱炭素化に向けた動きを背景に二酸化炭素(CO2)削減への取り組みが待ったなしの状況にあるが、その際にこのバイオジェット燃料の活用が有力視されている。ユーグレナはこのテーマにおけるキーカンパニーとして頭角を現している。また、直近では前週末2日に東京大学との共同研究で微細藻類ミドリムシの乾燥粉末が、将来胃がんに進展すると予想される胃粘膜の炎症を抑制することを示唆する研究結果を発表、これも株価を刺激する材料となっている。
株探ニュース