ラクーンHDがカイ気配、「スーパーデリバリー」流通額大幅増で21年4月期業績予想を上方修正
ラクーンホールディングス<3031>がカイ気配でスタートし気配値を切り上げる展開となっている。3日の取引終了後、21年4月期連結業績予想について、売上高を39億円から44億5000万~46億円(前期比28.0%~32.3%増)へ、営業利益を8億1000万~9億円から11億8000万~12億7000万円(同67.1%~79.9%増)へ上方修正したことが好感されている。
第1四半期のEC事業の「スーパーデリバリー」の流通額が前年同期比75.2%増と大幅に増加したことに加えて、フィナンシャル事業におけるデフォルト発生状況が、通常の範囲内に収まり、デフォルトの発生が抑制されることを想定したという。
また業績予想の修正に伴い、従来未定としていた配当予想を中間・期末各8円(前期は期末一括6円50銭)にすると発表したことも好材料視されている。年間配当は16円になる予定で、前期実績に対しては9円50銭の増配になる予定だ。
なお、同時に発表した第1四半期(5~7月)決算は、売上高10億8400万円(前年同期比32.5%増)、営業利益3億4400万円(同96.1%増)だった。
株探ニュース