ペッパーが急落、19年12月期業績予想を営業赤字に修正し期末配当を無配へ
ペッパーフードサービス<3053>が急落し年初来安値を更新している。14日の取引終了後、19年12月期の連結業績予想について、売上高を764億2300万円から665億3600万円(前期比4.8%増)へ、営業損益を20億6100万円の黒字から7億3100万円の赤字(前年同期38億6300万円の黒字)へ、最終損益を15億2900万円の黒字から25億300万円の赤字(同1億2100万円の赤字)へ下方修正し、あわせて従来15円を予定していた期末配当を無配にすると発表したことが嫌気されている。
いきなり!ステーキ業態で自社ブランド同士の競合が発生していることを受けて、出店計画を210店舗から115店舗へ見直し、既存店の売り上げ対策に注力してきたが、引き続き自社ブランド同士の競合などの影響が払拭できず、既存店の売上高が大幅に落ち込んだことが要因という。また、これに伴いいきなり!ステーキ44店舗を退店することを決定したのに伴い、特別損失を計上することも最終損益を押し下げるとしている。なお、配当予想の修正に伴い、年間配当は15円(従来予想30円)となる予定だ。
同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高518億5700万円(前年同期比15.2%増)、営業利益4400万円(同98.2%減)、最終損益19億2200万円の赤字(前年同期11億5600万円の黒字)だった。
株探ニュース