ペッパーがストップ安、「継続企業の前提に関する注記」の記載を嫌気
ペッパーフードサービス<3053>がストップ安。同社は25日の取引終了後、19年12月期の有価証券報告書に「継続企業の前提に関する注記(ゴーイングコンサーン)」を記載すると発表した。19年12月期の決算短信(連結)を公表した2月の時点では、純損失およびマイナスの営業キャッシュ・フローを計上している状況だったが、新株予約権の発行で資金調達の見込みが立ったことなどにより、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事業はないと判断した。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月以降の来店客数は顕著に減少しており、営業債務および借入金の返済などの資金繰りに懸念が生じる状況にある。また、株価は新株予約権の下限行使価格を下回り資金調達は期待できない状態となっている。これを受け、現時点では、継続企業の前提に重要な不確実性が存在するとして、前12月期の有価証券報告書に当該注記を記載することとした。
株探ニュース