トレジャー・ファクトリー<3093>は５日続落している。１１日取引終了後に発表した１８年２月期連結決算が、売上高１６４億３１００万円（前の期比２３．３％増）、営業利益６億２１００万円（同１５．４％減）、純利益３億４５００万円（同２８．７％減）となり、従来予想の営業利益８億５３００万円を下回ったことが嫌気されている。

昨年１０月の台風や今年１月の降雪の影響などで、単体の既存店売り上げが計画未達となり、売上総利益率も計画を下回ったことが要因。また、１７年２月期に初進出した名古屋、福岡の店舗の業績が計画を下回ったことも響いた。

なお、１９年２月期業績予想は、売上高１７７億９９００万円（前期比８．３％増）、営業利益８億１８００万円（同３１．６％増）、純利益５億５４００万円（同６０．２％増）を見込む。トレジャー・ファクトリーで取り扱いカテゴリーの拡充やオンライン販売の強化などで既存店の収益改善に取り組む一方、１２店舗程度の新規出店を行う予定だ。

同時に、上限を１５万株（発行済み株数の１．３３％）、または１億２０００万円とする自社株買いも発表。取得期間は４月１２日から１９日までで、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引（ＴｏＳＴＮｅＴ－３）および市場買い付けで取得する予定。また、これにより取得した全株を４月１９日で消却する予定だ。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）

株探ニュース