鳥貴族が一時9.8%安で新安値、今7月期の最終赤字転落を嫌気
鳥貴族<3193>が大幅に5日続落。株価は一時、前週末に比べ9.8%安まで売られ昨年来安値を更新した。8日の取引終了後、19年7月期の単体業績予想の下方修正を発表。売上高を379億5000万円から358億6400万円(前期比5.6%増)へ、営業利益を17億4400万円から6億7800万円(同59.7%減)へ、最終損益を7億4700万円の黒字から3億5600万円の赤字(前期6億6200万円の黒字)へ修正した。
人件費などのコスト高を背景に17年10月に値上げによる価格改定を行ったことなどから、客数が減少し、店舗の収益力が低下。新店は出店時の計画に未達となる店舗が多数発生したほか、既存店舗の近隣に追加出店した店舗では自社競合も起こった。不採算店の閉鎖に伴い減損損失を計上している。今期配当予想(年8円)は据え置いている。
なお、同社は17年9月に発表した中期経営計画「うぬぼれチャレンジ1000」(18年7月期~21年7月期)を取り下げることを発表した。19年7月期の業績が大幅に下方修正されたことで、中期経営計画の目標達成が困難になったため。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース