星野Rリートが大幅安、公募増資による希薄化を懸念
星野リゾート・リート投資法人<3287>が大幅安で3日続落。15日の取引終了後、1万670口の公募と上限533口のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表。これを受けて投資口価値の希薄化を懸念した売りが出ているとみられ、REIT相場全体が切り返すなか同投資法人の下げが際立っている。
発行価格は21日から23日までのいずれかの日に開催する投資法人役員会において決定する予定。調達資金約71億9600万円は、星野リゾートグループが運営するホテル「星のや沖縄」の取得資金などに充てるとしている。
あわせて22年4月期決算を発表し、純利益は前の期比24.9%増の17億6100万円だった。今期以降の同利益予想については、22年10月期が前期比10.4%増の19億4500万円、来23年4月期が今期予想比9.5%増の21億3000万円と増益基調を続ける見通しを示した。分配金予想は今期7607円(前期実績7195円)、来期8331円を見込む。
株探ニュース