旭化成が後場急落、20年3月期業績及び期末配当予想を下方修正
旭化成<3407>が後場急落している。午後0時30分ごろ、20年3月期の連結業績予想について、売上高を2兆2210億円から2兆1900億円(前期比0.9%増)へ、営業利益を1930億円から1785億円(同14.8%減)へ、純利益を1430億円から1275億円(同13.6%減)へ下方修正し、期末配当予想を18円から16円へ引き下げたことが嫌気されている。
マテリアル領域の事業で、石化製品の市況下落や数量の減少があり、今後も市場環境の特段の改善が見込まれないことや、20年1月に発生したナフサクラッカーの一時停止の影響などを織り込んだことが要因としている。なお、年間配当は34円(従来予想36円)となり、前期実績と同額となる予定だ。
同時に発表した第3四半期累計(19年4~12月)決算は、売上高1兆5885億円(前年同期比0.1%増)、営業利益1402億3900万円(同10.7%減)、純利益1038億2700万円(同10.4%減)だった。
株探ニュース