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アルファ Research Memo(4):2019年3月期は1.6%増収、2.6%経常増益予想は保守的印象

特集
2018年6月21日 16時17分

■今後の見通し

1. 2019年3月期の業績見通し

アルファ<3434>の2019年3月期通期の連結業績は、売上高60,000百万円(前期比1.6%増)、営業利益3,300百万円(同2.7%増)、経常利益3,200百万円(同2.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円(同3.7%増)を見込む。自動車部品部門が微増収・微増益、セキュリティ部門が増収・微減益予想。為替前提が1米ドル=110円と1円の円高程度と大きな変化がない前提で微増収及び微増益予想としているが、従前の中期経営計画最終年度の計画値では、売上高が中期経営計画どおり、営業利益が300百万円超過達成となる数字である。現状、会社予想は保守的印象も、日産自動車の北米減産の記事などもあり、外部要因不透明から計画達成に不安がある。

自動車部品事業は欧州事業がフル寄与、セキュリティ機器事業は全般的に拡大

2. 事業の動向について

(1) 自動車部品事業

自動車部品事業の売上高予想は売上高50,000百万円(前期比0.3%増)、営業利益2,200百万円(同8.6%増)を見込む。日本自動車部品は前期の国内向け販売好調の反動、また完成車輸出について米国向けの減少などで3.8%減を見込む。一方、北米自動車はVWのSUVや日産自動車・ダイムラー合弁会社「COMPAS」で生産される新型車向けなど高付加価値製品の伸びで北米市場が減速するなか、ほぼ横ばい確保を目指す。アジア向けは4.9%増と堅調な伸びを見込む。一方利益面では懸案であった国内自動車が生産効率向上などで減収ながら日産自動車の生産減による一時影響がなくなることもあり50百万円ながら営業黒字転換を想定、海外は北米微減益、アジア、欧州微増益想定で全体ほぼ横ばい予想。現状、同社計画は全体として控え目な数字と判断できるが、米国自動車販売について日産自動車が2割の減産を発表、決算発表時には織り込んでいないもようであり、この影響が同社にどれだけ及ぶかが不透明で、ある意味では会社想定が上限になる懸念がある。

(2)セキュリティ機器事業

セキュリティ機器事業については売上高10,000百万円(前期比8.6%増)、営業利益1,100百万円(同4.4%減)を見込む。国内は引き続き電気錠の拡大が見込まれ、また宅配での再配達削減に向けた取組、ICカード対応コインロッカーなどの普及もようやく実需に結び付いてくるとみられ前期比6.5%増収、同3.8%営業増益、海外は同32.1%増収ながら経費増で同36.4%営業減益を見込む。現状、セキュリティ強化の動きや宅配業者の人出不足、インバウンド需要拡大による多言語対応ロッカー需要などもあり、セキュリティ事業は会社計画の達成は可能と判断する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)

《MH》

提供:フィスコ

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