山王に物色人気集中、5G向けなど好調で8~10月期営業益が前年同期比11倍に
山王<3441>がカイ気配スタートで大きく切り返しに転じている。同社は電子機器用デバイスの金メッキ加工を手掛け、国内でインフラ整備が進む高速通信規格の5G基地局向けなどで高水準の需要を取り込んでいる。また、自動車向け部品でも受注が伸びており収益に反映されている。生産性の改善など合理化効果も発現し利益の伸びが著しい。14日取引終了後に発表された21年8~10月期の営業利益は前年同期比11倍の1億4800万円と急増、上期計画の1億6000万円に対する進捗率は約93%に達した。これを好感する買いが集中する格好となっている。
株探ニュース