Jテック・Cは売り優勢も押し目買い活発、上期損益下方修正もX線集光ミラーの納入ズレ込みで通期見通しに変更なし
ジェイテックコーポレーション<3446>は朝方安く始まったものの、下値では買い需要が旺盛で切り返し、一時前日終値を上回る場面があった。理化学研究所向けを中心にナノレベルでも最先端を行く超ハイスペックな高精度X線集光ミラーの納入で高い実績を誇るほか、新規に立ち上げた機器開発事業では半導体向け次世代研磨装置への引き合いが旺盛で、中期的な成長期待が高まっている。31日取引終了後に23年6月期上期(22年7~12月)業績予想の修正を発表し、営業損益を5500万円の赤字から1億2000万円の赤字(前年同期2億3100万円の赤字)へ見直したが、これはX線集光ミラーの納入の遅れによるもの。会社側では「(利益計上が)第3四半期にズレ込むだけで、今期業績見通しへの影響はない」としており、押し目買いを誘発している。
株探ニュース