Fブラザーズは昨年来安値を更新、22年11月期は減収減益の見通し
ファーストブラザーズ<3454>は4日ぶりの大幅反落となっており、昨年来安値を更新。同社は12日取引終了後、22年11月期連結業績予想について、売上高249億円(前期比6.7%減)、営業利益28億8000万円(同41.7%減)、純利益13億円(同53.5%減)と開示し、減収減益見通しが嫌気されているようだ。ポートフォリオ入れ替えとしての売却計画を前期比で控えめに計画していること、売却計画に織り込んでいる比較的含み益の大きな賃貸不動産の売却が前期比で少ないことなどが理由。なお、年間配当は30円(前期は27円)と増配の計画が示された。
あわせて発表した21年11月期の連結営業利益は49億4000万円(前の期比94.4%増)だった。賃貸不動産ポートフォリオの拡充が進み、賃貸収入、賃貸粗利が増加したほか、複数の物件売却を行ったことから売却収入、売却粗利も増加したとしている。
株探ニュース