アセンテック<3565>は仮想デスクトップ関連の製品開発や販売が主力事業。仮想デスクトップとは、デスクトップ環境をサーバー側に集約し、ネットワークを介してデスクトップの画面イメージを配信し、シンクライアント端末やパソコン、タブレットなどでユーザーが利用するソリューションで、テレワークを導入する企業の増加やサイバーセキュリティー対策としての需要増が追い風となっている。

会社側では２１年１月期通期の単独経常利益を前の期比３０．３％増の５億８８００万円と予想しているが、第３四半期時点での進捗率は８９．１％に達しており、通期業績の上振れ余地は大きい。サブスクリプション型に完全移行した自社製品「ＲｅｓａｌｉｏＬｙｎｘ」や自営保守サービスなどの継続収入ビジネスが拡大していることもあり、２２年１月期も増益が期待できそうだ。

株価は１７００円台で下値の堅さを確認。足もとでは２５日移動平均線と７５日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入りつつあり、昨年１０月につけた高値２５３４円を目指す展開に期待したい。（参）

出所：MINKABU PRESS

株探ニュース