3694東証P貸借
業種 情報・通信業

オプティム 株価材料ニュース

755
-15
-1.95%
業績ー
(14:47)
PTS

754.7

(14:30)
株価は20分ディレイ

オプティム Research Memo(7):2021年3月期は研究開発投資を継続しつつ利益計上を開始する期

特集
2020年7月22日 15時07分

■今後の見通し

オプティム<3694>の2021年3月期通期の業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響が不透明なため、売上高、各利益ともにレンジ予想となった。売上高で前期比10.1~20.1%増の7,407~8,080百万円、営業利益で同177.4~493.9%増の712~1,526百万円、経常利益で同209.4~522.9%増の802~1,616百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同327.6~777.3%増の501~1,028百万円を見込んでいる。同社では、2021年3月期を「研究開発投資の回収が始まる期」と位置付けており、大幅増益を見込む。

売上高に関しては、創業来21期連続の過去最高売上高を目指す。売上高予想は巡行速度での成長ケースで前期比20.1%増を見込む。直近の実績(2020年3月期23.0%増、2019年3月期29.9%増、2018年3月期27.0%増)からも、同社は過去前期比20%以上の成長を続けてきた。同社の売上高の70%程度を占める既存サービスはストック型(サブスクリプション)のライセンス課金が多いため、安定した業績を見込むことができる。具体的には、新規サービス(AI/IoTサービス)では、「OPTiM Cloud IoT OS」をベースとしつつ業種ごとのプラットフォーマー向けのカスタマイズがビジネスモデルの主流となる。パッケージサービス「OPTiM AI Camera」製品群においてもサービス導入期であるため、カスタマイズ売上の構成比が高い。今後は新規サービスにおいてもストック型のライセンス課金の構成比が上がってくることが予想される。一方で、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたケースとして同10.1%増を見込む。期初の時点で顕在化していないリスクが存在している可能性があるため、そのリスクへの対応として最大で10%程度の売上低減を予想に加えた。

2021年3月期は、同社の戦略上では「利益計上を開始する期」であり、過去最高利益を目指す。過去3年にわたり、第4次産業革命の中心的企業になるべく、AI・IoT・Robotics分野に積極的な投資を行ってきたが、AI・IoT分野でのシェアNo.1を複数分野で達成し、過去の投資の成果も業績に反映するようになった。2021年3月期は高水準の研究開発投資は維持しつつ、売上高経常利益率20.0%を計画する(経常利益1,616百万円、予想の上限)。一方で、同社では、新型コロナウイルス感染症の影響が出た場合(売上低減10%)でも、継続的な研究開発投資を行うことを計画しており、その場合の売上高経常利益率が10.8%(経常利益802百万円、予想の下限)となる。弊社では、リモートワークの普及など新型コロナウイルス感染症の影響は同社にとって追い風になる側面もあることから、売上高予想及び利益予想は上限に近いものになると考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《YM》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる