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システム ディ Research Memo(9):売上高は慎重な見方ながら、利益面では2ケタ増益を目指す

特集
2019年2月13日 15時33分

■今後の見通し

●2019年10月期の見通し

2019年10月期についてシステム ディ<3804>は、売上高3,484百万円(前期比2.5%増)、営業利益442百万円(同13.1%増)、経常利益440百万円(同13.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益297百万円(同15.0%増)と増収増益を予想している。達成されれば、営業利益は2018年10月期に続いて過去最高益の更新となる。

増収率が前期比2.5%増と1ケタ台前半にとどまっていることは、一見すると低い印象を受ける。2018年10月期同様、特殊な大型案件はないと見込まれるなかで、学園ソリューション事業は大型更新需要の直前ということで前期比横ばいから微増の想定をしているものと弊社では推測している。ウェルネスソリューション事業やソフトエンジニアリング事業、公教育ソリューション事業については堅調な伸びが続くと期待されるが、公会計ソリューション事業については、新製品の『創生』の立ち上がりを慎重に見て減収を想定している可能性があると弊社ではみている。

利益面では、売上高の慎重な見方を反映して経常利益について440百万円と中期経営計画の業績目標である500百万円を下回る予想としている。売上高経常利益率は2018年10月期の11.4%から2019年10月期は12.6%に改善する予想となっている。前期同様、パッケージソフトの開発・製造プロセス効率化や、高採算のストック収入の売上構成比の上昇により、利益率の改善を織り込んだとみられる。

弊社が注目するのは、収益の上下バランスの変化だ。同社の期初予想では、2019年10月期は第2四半期(上期)は前年同期比で減収減益を、下期は逆に増収増益となる構成となっている。公共部門向けのビジネスでは年度末の3月に売上計上となることが多いが、それは10月決算である同社の上期に含まれるため、上期偏重のバランスが続いてきた。2019年10月期については、公会計ソリューション事業での需要一服や、月次ベースで一定の収入が入るストック収入の売上拡大を反映してこうした予想に至ったとみられる。仮にこの業績予想のとおりで推移した場合、第2四半期決算は前年同期比で20%超の減益となり、一時的にせよサプライズにつながる可能性がある点には注意が必要だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

提供:フィスコ

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