決算発表予定日 2024/06/10
3804東証S信用
業種 情報・通信業

システム ディ 株価材料ニュース

1,193
-33
-2.69%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

システム ディ Research Memo(8):自己資本比率は60%台を維持し、財務内容は良好

特集
2024年2月20日 16時28分

■業績動向

3. 財務状況と経営指標

システム ディ<3804>の2023年10月期末の資産合計は、前期末比346百万円増加の6,245百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は現金及び預金が37百万円、たな卸資産が22百万円それぞれ減少した一方で、売掛金が130百万円、契約資産が22百万円増加した。また、固定資産はソフトウェア及びソフトウェア仮勘定が68百万円減少した一方で、京都本社第二ビルの稼働に伴い有形固定資産が167百万円、子会社取得によりのれんが127百万円それぞれ増加した。なお、京都本社第二ビルは前期に購入した本社隣接地ビルで、2023年3月から一部の事業部を移動し、手狭だったワークスペースが広がるなど、職場環境の改善につながっている。

負債合計は前期末比168百万円減少の2,152百万円となった。主な増減要因を見ると、支払手形及び買掛金が30百万円、退職給付債務が30百万円それぞれ増加した一方で、有利子負債が128百万円、未払法人税及び未払消費税等が67百万円、未払金及び未払費用が29百万円減少した。純資産合計は同514百万円増加の4,093百万円となった。配当金支出127百万円があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益632百万円の計上等により、利益剰余金が504百万円増加した。

経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の60.7%から65.5%と4.8ポイント上昇し、逆に有利子負債比率が15.7%から10.6%と5.1ポイント低下した。前期は京都本社第二ビルの購入資金として金融機関から借り入れを実施したため、有利子負債が増加したが、今後は大きな資金需要もなく着実に積み上がっていくストック収益をベースにフリーキャッシュ・フローもプラスを維持していくことから、有利子負債も徐々に減少するものと予想される。現金及び預金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュも黒字を維持しており、財務内容は健全な状態にあると言える。一方、収益性について見ると、2023年10月期は売上高営業利益率で前期比1.9ポイント低下の19.3%と目標としている20%を若干下回ったが、売上構成比の変化による一時的な要因と考えられ、今後も20%前後の高い水準を維持するものと予想される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SO》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる