ネクスジェン、前期経常を32%上方修正・9期ぶり最高益更新へ
3842ネクストジェン【連結】
業績修正PDF
ネクストジェン <3842> [東証S] が4月25日大引け後(16:00)に業績修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の1億9000万円→2億5000万円(前の期は1億7300万円)に31.6%上方修正し、増益率が9.8%増→44.5%増に拡大し、9期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8500万円→1億4500万円(前年同期は1億5200万円)に70.6%増額し、減益率が44.1%減→4.6%減に縮小する計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社グループでは、従来ワンタイム型ビジネスを中心としてきましたが、安定した収益と高い採算性が見込めるサブス...
会社側からの【修正の理由】
当社グループでは、従来ワンタイム型ビジネスを中心としてきましたが、安定した収益と高い採算性が見込めるサブスク型ビジネスを積極的に拡大する方向で、事業ポートフォリオの転換を進めております。こうした取り組みにより、収益ベースでは増加傾向にあります。その結果、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益については、いずれも前回予想を上回る見込みとなっております。 売上高については、前回予想をやや下回る見通しですが、これは一括販売形態であるワンタイム型の売上が減少していることによるものです。ワンタイム型ビジネスは売上規模が大きい一方で、ハードウェアなどの仕入原価も高く、一般的に採算性が低い傾向があります。そのため、当該売上の減少は、全体の売上高にはマイナス要因となったものの、サブスク型ビジネスへのシフトによって、結果として全体の収益性は向上しました。また、当社の品質管理専門組織によるプロジェクト進捗や品質の徹底管理に加え、DXを活用した業務効率の向上やムダなコスト削減の施策、多様な働き方を取り入れた働き方改革の推進や、さらには業務プロセス全体の最適化も、収益向上に寄与しています。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 24.10-03 | 2,100 | 94 | 85 | 86 | 27.8 | 5 | 2024-11-08 |
連結 |
| 新 24.10-03 | 2,020 | 154 | 145 | 116 | 37.7 | 5 | 2025-04-25 |
連結 |
| 修正率 | -3.8 | +63.8 | +70.6 | +34.9 | +35.6 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2025.03 | 3,700 | 200 | 190 | 170 | 55.0 | 10 | 2024-05-10 |
連結 |
| 新 2025.03 | 3,620 | 260 | 250 | 200 | 65.0 | 10 | 2025-04-25 |
連結 |
| 修正率 | -2.2 | +30.0 | +31.6 | +17.6 | +18.3 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 23.10-03 | 1,924 | 155 | 152 | 149 | 49.3 | 5 | 2024-05-10 |
連結 |
| 予 24.10-03 | 2,020 | 154 | 145 | 116 | 37.7 | 5 | 2025-04-25 |
連結 |
| 前年同期比 | +5.0 | -0.6 | -4.6 | -22.1 | -23.4 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023.03 | 3,053 | 31 | 23 | -454 | -165.8 | 0 | 2023-05-12 |
連結 |
| 2024.03 | 3,522 | 181 | 173 | 166 | 54.9 | 5 | 2024-05-10 |
連結 |
| 予 2025.03 | 3,620 | 260 | 250 | 200 | 65.0 | 10 | 2025-04-25 |
連結 |
| 前期比 | +2.8 | +43.6 | +44.5 | +20.5 | +18.5 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。