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【村瀬智一が斬る!深層マーケット】決算ピークで業績手掛かりの物色が続く

市況
2025年8月2日 8時00分

「決算ピークで業績手掛かりの物色が続く」

●東京エレクトロン急落も、センチメントは悪化せず

日経平均株価は日米関税交渉の合意を受けて7月23日に前日比1396円高と急伸し、翌24日には一時4万2000円台を回復した。ただし、主要企業の4-6月期決算発表が本格化するなかで、その影響を受ける状況が目立っている。週末の8月1日には2026年3月期業績予想を下方修正した東京エレクトロン<8035>[東P]がストップ安水準まで急落し、日経平均株価を1社で500円ほど押し下げた。来週後半の発表ピークを通過するまでは、決算をカタリストとする個別対応を余儀なくされそうだ。

もっとも、日経平均株価は足もとで調整をみせているが、上向きで推移する25日移動平均線が支持線として機能しており、トレンドは崩れていない。また、決算については過剰反応が目立つ面はあるものの、予想を上回る発表をした銘柄には資金が向かうなど、物色意欲は衰えていない。選別色はみられようが、業績を手掛かりに有望株を物色する展開が続きそうである。

●活躍が期待される「注目5銘柄」

◆京セラ <6971> [東証P]

電子部品大手。ファインセラミックス、半導体、通信、エネルギーなど多彩な事業を展開。7月30日に発表した2026年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比0.9%増の371億4300万円で着地した。円高進行などの影響で減収・微増益だったが、最終利益の対通期進捗率は53%に達した。ゴールドマン・サックスの目標株価引き上げ(2200円→2300円)もあり、株価は31日に窓を空けて急伸し、上値抵抗線として意識されていた75日移動平均線を上抜いた。5月15日につけた戻り高値の1914円をクリアしてくると、昨年1月高値の2333.5円が意識されてきそうだ。

●ネクソン <3659> [東証P]

PCオンラインゲームやモバイルゲームを開発・運営。2025年12月期第1四半期(1-3月)の連結売上収益は前年同期比5.1%増の1139億3400万円、営業利益は同42.8%増の416億1100万円で着地。韓国のPC版「アラド戦記」が旧正月のアップデートによりアクティブユーザー数、課金ユーザー数ともに前年同期比で倍増し、四半期で過去最高の売上収益を達成した。8月13日に第2四半期決算を発表する予定。6月には一部報道を受けて中国のインターネット大手テンセント・ホールディングスによる買収の思惑が再燃し、株価は2923円まで急伸する場面もみられた。その後は緩やかに調整を続けていたが、足もとのリバウンドで抵抗線として意識されていた25日線を突破してきている。

◆TIS <3626> [東証P]

独立系システムインテグレーション大手。7月30日に発表した2026年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比16.3%増の163億5300万円だった。顧客のIT投資需要への的確な対応や高付加価値ビジネスの推進、生産性の向上などが寄与した。株価は決算評価により急伸。上値抵抗の25日線を上抜き、1カ月半ぶりの上場来高値更新へと進んでいる。

◆インターネットイニシアティブ <3774> [東証P]

法人向けネットワーク関連サービスが主力。2026年3月期の連結営業利益は前期比21.2%増の365億円と、7期連続での最高益更新を見込む。8月7日に第1四半期(4-6月)決算を発表する予定。クラウドサービスやAI(人工知能)需要の高まりを背景に千葉県にデータセンターを増設し、2026年度内に運用を始める計画。株価は7月半ばと5月半ばの安値でダブルボトムを形成し、足もとのリバウンドにより200日線、52週線を突破しており、強気トレンド入りを示唆する。2月につけた年初来高値3038円が射程に入ってきそうだ。

◆エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート <3850> [東証S]

Webシステム基盤構築・業務支援用パッケージソフトウェアの開発やコンサルティングを展開。7月30日に発表した2026年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業損益は2億9600万円の黒字(前年同期は4800万円の赤字)に浮上した。業務改善プラットフォーム「intra-mart」を利用したシステム開発やコンサルなどの周辺サービスで受注活動が好調に推移。ソフトウェア事業では、注力しているサブスクリプション型ライセンスやクラウド型サービスが拡大基調を維持している。株価は決算を受けたリバウンドにより25日線をクリアし、5月30日につけた年初来高値の4485円を射程に捉えた。

(2025年8月1日 記)

株探ニュース

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