Abalance<3856>は30日、同社グループのVSUN社が、太陽光モジュールの信頼性・性能試験機関のPV Evolution Labs(PVEL)より、モジュールの信頼性に関する調査結果を纏めた報告書「PV モジュール信頼性スコアカード」(2022年度版)において、昨年に引き続き、「トップパフォーマー」の一社に認定されたことを発表。

「PV モジュール信頼性スコアカード」は、製品認定プログラムに基づき、独立した立場から信頼性とパフォーマンスの各種データを提供するもので、認定は、モジュールメーカーの品質確保への取り組みを示すもの。米ブルーンバーグNEF公表の「Tier-1」にリストアップされているモジュールメーカーの多くが、同プログラムへの参加実績があることでも知られる。

VSUN社は、世界モジュールメーカーランクにおける日系トップ(生産量では世界20位)に位置し、ベトナムのバクザン、バクニンに自社工場を保有。主に産業用・家庭用太陽光パネルの欧米向け販売で業績を拡大してきた。

パネル製造能力を更に高めるため、2021年５月には、第３工場の設備投資を実行し（年間生産能力１GW）、稼働後の年間製造能力は2.6GWへ拡大。2024年度を最終年度とする中計期間内にも、世界的な再エネ需要の拡大に対応するため、第４工場に係る設備投資の実行予定となっている。

更なる成長資金の獲得を企図し、ベトナム「UPCoM店頭市場」への株式上場に向けて、準備中であり、上場の前提となるベトナム証券取引法における公開会社制度への登録等の準備を進めている。

《ST》

提供：フィスコ

株探ニュース