巴川紙が後場一段高、半導体・電子材料関連で需要回復し21年3月期業績は赤字幅縮小に上振れ
巴川製紙所<3878>が後場一段高となっている。午後2時ごろ、集計中の21年3月期連結業績について、営業損益が5億円の赤字から2000万円の赤字(前の期6400万円の赤字)へ、最終損益が14億円の赤字から10億5000万円の赤字(同5億1000万円の黒字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。
売上高は305億円(前の期比1.6%減)の従来見通しを据え置いたものの、同社が競争力を有する半導体・電子材料関連での需要回復や、北米でのトナー製造終了などに伴う固定費削減、短期的な費用抑制策などが寄与。また、第4四半期のトナー需要の回復による増販・増産も寄与した。
株探ニュース