高度紙がカイ気配、4~6月期経常は2.5倍増益で上期計画を超過
ニッポン高度紙工業<3891>がストップ高カイ気配となっている。7月31日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の6億1500万円に急拡大して着地。上期計画の3億円を既に大きく上回っており、業績上振れを期待する買いが向かっている。
売上高は前年同期比16.6%増の37億5800万円だった。主力のコンデンサー用セパレータは新型コロナウイルス感染拡大影響を考慮したセットメーカーなどの在庫確保の動きがあったほか、データセンターや国内外の5G(第5世代移動通信システム)関連向けの販売が伸びた。電池用セパレータは海外向け電気二重層キャパシタ用の需要が旺盛だった。また、売上高の増加に伴い稼働率が向上したことで原価率が低減したことも大幅増益につながった。
株探ニュース