高度紙が続急騰、国内有力証券は目標株価を引き上げ
ニッポン高度紙工業<3891>が続急騰。株価は前日のストップ高に続き、この日も大幅高となっている。前週末23日取引終了後に発表した21年3月期決算は営業利益が前の期比2.8倍の27億6100万円と大幅増益となった。電池用セパレータが風力発電やスマートメーター向けに高水準の需要を取り込んだほか、車載用リチウムイオン電池向けが伸びた。こうしたなか、岩井コスモ証券は26日、同社株の投資判断「B+」を維持するとともに目標株価を2900円から3400円に引き上げた。同社のリチウムイオン電池向けセパレータの成長などを見込んでいる。22年3月期の同利益は前期比10%増の30億5000万円(会社予想30億円)、23年3月期は今期推定比7%増の32億5000万円を予想している。
株探ニュース