リケンテクノがマド開け急伸、22年3月期は営業2割増益予想で指標面の割安感際立つ
リケンテクノス<4220>がマドを開けて急伸、一時13.7%高の548円まで駆け上がり、一気に25日移動平均線を上回った。塩ビコンパウンドのトップメーカーで自動車業界向けや生活資材関連など幅広い需要を取り込んでいる。同社が4月30日に発表した22年3月期業績予想は、売上高が前期比19%増の1050億円と大きく伸び、営業利益も増収効果を反映して同22%増の65億円を予想している。これを手掛かり材料に投資マネーが集中する形となっている。足もとで医療市場や食品包材市場で販売が増加しているほか、抗ウイルスフィルムが売り上げを伸ばし業績に貢献している。また、今期は自動車向け需要が底入れ反転し収益を押し上げそうだ。PERが10倍未満でPBR0.6倍台と指標面の割安さが際立つ。
株探ニュース