ミライアルが大幅反落、第3四半期営業利益は4割減
ミライアル<4238>が大幅反落している。8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2~10月)連結決算が、売上高73億4600万円(前年同期比0.9%増)、営業利益5億9700万円(同39.9%減)、純利益8億100万円(同11.6%増)と、大幅営業減益となったことが嫌気されている。
成形機事業に関連する自動車業界や電機業界が、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、需要の回復に時間を要している一方、プラスチック成形事業は半導体業界の需要が比較的堅調なことから、売上高は微増となった。ただ、品種構成の変動、受注増加対応に伴う労務費や品質改善活動費の増加、成形機受注の低調による稼働状況の悪化などが響き、大幅営業減益となった。
同時に未定としていた21年1月期通期業績予想を発表しており、売上高96億円(前期比0.2%増)、営業利益7億5000万円(同40.0%減)、純利益9億円(同1.4%減)を見込む。また、期末配当は前期と同額の20円を予定し、年間配当は前期と同じ30円となる予定だ。
株探ニュース