プロパテDBがカイ気配スタート、4~6月期営業利益12倍
プロパティデータバンク<4389>がカイ気配スタートとなっている。30日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)単独決算が、売上高5億300万円(前年同期比30.3%増)、営業利益1億700万円(同12.6倍)、純利益7300万円(同15.0倍)と、大幅増益となったことが好感されている。
不動産・施設の運用管理を支援するクラウドサービス「@プロパティ」の新規顧客の獲得や既存顧客の利用拡大が進んだことが牽引した。また、前期から継続して複数の大型案件のプロジェクト推進活動が順調に進捗したソリューションサービスも堅調に推移した。
なお、21年3月期通期業績予想は、売上高21億2600万円(前期比15.3%増)、営業利益3億7000万円(同16.4%増)、純利益2億5000万円(同15.2%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、野村総合研究所<4307>と協業し、不動産投資顧問業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けたサービスを共同で提供すると発表しており、これも好材料視されている。プロパテDBの「@プロパティ」と、野村総研が資産運用業界向けに提供するコンサルティングサービス、ITサービス「T-STARファミリー」、アウトソーシングサービスなど、両社のナレッジを融合していくことで、J-REITや不動産ファンド業務領域におけるDXを推進するとしている。
株探ニュース