JDSCがS安、22年6月期業績予想を一転営業赤字へ下方修正
JDSC<4418>がストップ安の727円に売られている。10日の取引終了後、22年6月期の単独業績予想について、売上高を14億7300万円から14億円(前期比28.5%増)へ、営業損益を7600万円の黒字から1億2900万円の赤字(前期3800万円の黒字)へ、最終損益を3000万円の黒字から1億5700万円の赤字(同2700万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
従来予想では、人材採用の人数について保守的な想定を織り込んでいたが、想定を上回る数の正社員の採用を行い、その影響で人件費や採用費を中心に費用が上振れたことが要因。また、急激な組織拡大に伴い、新入社員の教育や管理の工数が増大するなどの一時的な生産性悪化が発生するとともに、新規顧客の開拓や既存顧客へのアップセル提案が鈍化したことなども響いた。
なお、第3四半期累計(21年7月~22年3月)決算は、前年同期は四半期決算を開示していないため比較はないものの、売上高10億3200万円、営業損益5500万円の赤字、最終損益8200万円の赤字だった。
株探ニュース